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■厚労省専門家部会、モデルナ製「BA・5」対応ワクチンを了承 11月中にも接種開始 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省の専門家部会は31日、新型コロナウイルスのオミクロン型で現在主流の系統「BA・5」に対応したアメリカのモデルナ製のワクチンについて、製造販売の承認を了承しました。厚労省は近く特例承認する構えで、11月中にも国内での接種が始まる見通しです。承認されれば、アメリカのファイザー製に続いて2例目となります。
 了承されたのは、BA・5と従来型の両方に対応する成分を組み合わせた「2価ワクチン」。対象は、1、2回目の接種を終えた18歳以上で、前の接種からは3カ月以上の間隔を置きます。
 今冬に懸念される新型コロナの「第8波」に備え、政府は、オミクロン型対応ワクチンについて、年内に希望者全員への接種完了を目指しています。
 アメリカのファイザー製のBA・5対応ワクチンは、12歳以上が対象で、10月13日から各地で順次、公費で行う「臨時接種」が始まっています。モデルナ製のBA・5対応ワクチンも特例承認後、臨時接種に位置付けられる見込みです。
 現在、モデルナ製のワクチンではオミクロン型の「BA・1」に対応したワクチンが自治体に配送されていますが、今後切り替えます。

 2022年10月31日(月)

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■東京都で新たに2019人新型コロナ感染 9日連続で1週間前を上回る [健康ダイジェスト]

 東京都は31日、新たに0歳から90歳以上までの2019人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表しました。1日当たりの新規感染者は1週間前から284人増え、9日連続で前週の同じ曜日を上回りました。新たに確認された死者は4人。
 都によると、新規感染者の直近1週間平均は3762・4人で前週比117・0%。東京都内の感染者の累計は326万9735人となりました。
 31日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は40歳代の375人、次いで30歳代の368人、20歳代の343人と続いています。重症化しやすいとされる65歳以上は89人でした。
 また、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、30日と同じ15人でした。
 重症者用の病床使用率は30日から1・4ポイント上がって8・8%、全体の病床使用率は0・8ポイント上がって27・3%でした。

 2022年10月31日(月)

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■新型コロナ、全国で新たに2万2341人感染 前週より5490人増 [健康ダイジェスト]

 31日、全国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者は2万2341人で、前の週の月曜日から5490人増え、9日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
 また、国内で亡くなった人は、北海道で6人、東京都で4人、三重県で2人、群馬県で2人、宮城県で1人、宮崎県で1人、山梨県で1人、岐阜県で1人、愛知県で1人、栃木県で1人、熊本県で1人、秋田県で1人、長崎県で1人の合わせて23人、累計で4万6659人となっています。
 都道府県の新規感染者は多い順に、北海道2485人、東京都2019人、神奈川県1659人、広島県1221人、大阪府1171人、埼玉県943人など。
 また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、31日時点で129人となっています。重症者の数は30日と比べて1人増えました。
 一方、厚生労働省は31日、大阪府内で新たに1171人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 これで、大阪府内の感染者の累計は216万6852人となりました。
 府内で感染して亡くなった人は9月27日以来、およそ1カ月ぶりにいませんでした。
重症者は30日と同じ12人です。

 2022年10月31日(月)

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■海のマイクロプラスチック、1960年から20年周期で増加 別府湾の海底調査 [健康ダイジェスト]

 海の生態系への影響が懸念されている「マイクロプラスチック」について、愛媛大学などの研究チームが大分県の別府湾の海底を調べた結果、1960年ごろから20年周期で増えていることがわかり、海洋汚染の実態解明に向けた手掛かりになるとしています。
 マイクロプラスチックは、プラスチックごみが波の力や紫外線などの影響でもろくなって砕かれた大きさ5ミリ以下のものを指し、魚などがプランクトンと間違えて食べると、食物連鎖を通じて生態系全体に影響を及ぼすと懸念されています。
 愛媛大学の日向博文教授などの研究チームは、別府湾の海底に積もった地層を年単位で分析。その結果、マイクロプラスチックが日本の高度成長期に当たる1958年から1961年の層で最初に確認され、以降、半世紀にわたって堆積量が20年周期で増減を繰り返し、徐々に増えていることがわかりました。
 また、多く見付かった地層は、植物プランクトンの発生が多かった時期と重なることもわかり、植物プランクトンがマイクロプラスチックの表面にくっついて海底に沈み、地層にたまった可能性があると分析しています。
 今回の成果は、研究チームが人類の繁栄した時代「人新世(じんしんせい)」を象徴する地層として別府湾に着目し、調査する過程で発見しました。地質学的に新たな時代区分の代表地点にふさわしい場所だと裏付ける証拠の1つになるとしています。
 日向教授は「プラスチックごみによる海洋汚染の実態解明に向けた手掛かりになるとともに、人類繁栄の時代を色濃く表すデータでもある」と話しています。
 「人新世」とは、オゾン層などの研究でノーベル化学賞を受賞したパウル・クルッツェン氏らが提唱した言葉「Anthropocene」を和訳した言葉です。
 「ひとしんせい」とも読みますが、地質学者の間では地球史における時代区分の「完新世」や「更新世」と同様に音読みの「じんしんせい」が使われています。
 国際的な学術団体「国際地質科学連合」のワーキンググループは人類の繁栄した時代を象徴する地層を地球上で1カ所選び、新たな時代区分にしようと、アメリカ、中国、ポーランドなど世界12カ所の候補地から選定作業を進めています。
 日本からは大分県の別府湾が候補地になっていて、愛媛大学や東京大学などの研究グループが海底の地層を取り出してさまざまな観点から分析を進めています。
 今年7月には、核実験が繰り返された1950年代に全世界に降ったごく微量のプルトニウムが別府湾海底の地層から検出され、条約などで核実験が制限された後はプルトニウムの濃度が低下していたという論文を発表。
 「人新世」を象徴する場所を決める上で重要な指標になる内容で、別府湾が選ばれる好材料と位置付けられています。

 2022年10月30日(日)

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