■頸動脈疾患患者の6割、血管内から微小プラスチック検出 イタリアなどの研究チーム発表 [健康ダイジェスト]
頸動脈疾患の患者257人の血管にできたプラーク(塊)を切除して分析したところ、6割から直径5ミリ以下の「マイクロプラスチック」などの微小プラが検出されたと、イタリアなどの研究チームが24日までに発表しました。検出されたグループは検出されなかったグループに比べ、脳卒中や心筋梗塞を発症したり、何らかの原因で死亡したりするリスクが4倍超でした。
微小プラが人の体内で検出される事例が国内外で相次いで報告されているものの、健康影響についてはよくわかっていません。研究チームは、今回が微小プラと疾患との関連を示唆する「初めての研究」だとしています。
包装容器などに使われたプラスチックがごみとして海や川に流れ、劣化して微小プラが発生。食事などの際に体内に取り込まれているとみられます。
一方、プラスチックごみ汚染を国際的に規制する条約作りを目指す政府間交渉委員会が23日、カナダの首都オタワで始まりました。会合は4回目。
厳しい規制をどこまで盛り込むかを巡り各国の隔たりは大きく、交渉は難航が予想され、11~12月の次回会合で目指す条約案合意に道筋を付けられるかどうかが焦点です。29日まで。
2024年4月25日(木)
微小プラが人の体内で検出される事例が国内外で相次いで報告されているものの、健康影響についてはよくわかっていません。研究チームは、今回が微小プラと疾患との関連を示唆する「初めての研究」だとしています。
包装容器などに使われたプラスチックがごみとして海や川に流れ、劣化して微小プラが発生。食事などの際に体内に取り込まれているとみられます。
一方、プラスチックごみ汚染を国際的に規制する条約作りを目指す政府間交渉委員会が23日、カナダの首都オタワで始まりました。会合は4回目。
厳しい規制をどこまで盛り込むかを巡り各国の隔たりは大きく、交渉は難航が予想され、11~12月の次回会合で目指す条約案合意に道筋を付けられるかどうかが焦点です。29日まで。
2024年4月25日(木)
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