■初の非匿名限定、精子バンク設立 東京都の医療機関「堂々と告知できる社会に」 [健康ダイジェスト]
東京都中央区の医療機関「プライベートケアクリニック東京」が15日に、院内に精子バンクを設けることが2日、明らかになりました。担当者で不妊カウンセラーの伊藤ひろみさんは第三者の精子提供を受けて2人を出産した当事者であり、「親が堂々と子供に出生の事実を告知できる社会にしたい」としています。子どもに身元を開示できるドナー(提供者)のみを募り、年内の提供開始を目指します。
国内の精子提供は匿名で行われてきたのが主流で、ドナーを非匿名に限って一般募集するのは初めてといいます。
国内では1948年に始まった非配偶者間人工授精(AID)で、これまで1万人以上が生まれたとされます。現在は16の医療機関が実施施設として日本産科婦人科学会(日産婦)に登録。ただ、近年は子供が遺伝上の親を知る権利を認める世界的な動きが進み、精子提供をためらう人が増え、ドナー減少で治療を休止している施設が多くなっています。
伊藤さんは、交流サイト(SNS)でリスクの高い個人間取引が増えていると危惧。「安全性はもちろん、居住地にかかわらず希望者が利用できるよう、オンラインでも対応していく」と話しています。
2024年5月2日(木)
国内の精子提供は匿名で行われてきたのが主流で、ドナーを非匿名に限って一般募集するのは初めてといいます。
国内では1948年に始まった非配偶者間人工授精(AID)で、これまで1万人以上が生まれたとされます。現在は16の医療機関が実施施設として日本産科婦人科学会(日産婦)に登録。ただ、近年は子供が遺伝上の親を知る権利を認める世界的な動きが進み、精子提供をためらう人が増え、ドナー減少で治療を休止している施設が多くなっています。
伊藤さんは、交流サイト(SNS)でリスクの高い個人間取引が増えていると危惧。「安全性はもちろん、居住地にかかわらず希望者が利用できるよう、オンラインでも対応していく」と話しています。
2024年5月2日(木)
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