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■A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数、例年よりも多い状況が続く [健康ダイジェスト]

 主に子供が感染し、発熱やのどの痛みなどの症状が出る「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の患者数が例年よりも多くなっていて、専門家は注意を呼び掛けています。
 「溶連菌感染症」の一種、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、主に子供が感染する細菌性の感染症で、発熱やのどの痛みのほか、舌が赤くなったり体に赤い発疹が出たりといった症状が出ることがあります。
 国立感染症研究所によりますと、4月21日までの1週間に全国約3000の小児科の医療機関から報告された患者の数は1万2784人で、1医療機関当たりでは4・08人と前の週よりも0・76人増えました。
 地域別では、山形県が9・64人で警報レベルの基準となる「8」人を超えているほか、北海道が7・52人、鳥取県が6・89人、新潟県が6・55人、茨城県が6・28人などとなっています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は昨年の秋以降、例年の同じ時期と比べて患者が多い状況が続いています。
 感染症に詳しい国立病院機構三重病院の谷口清州院長は、「新型コロナの流行中に溶連菌の感染も抑えられ、免疫レベルの下がった人が多いことが背景の1つではないか。咽頭炎は診断法や治療法が確立しているので、発熱や咽頭痛があれば医療機関を受診してしっかり治療してほしい」と話していました。

 2024年5月2日(木)

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