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■運動機能低下のレベル「ロコモ度」に「3」を新設 日本整形外科学会 [健康ダイジェスト]

 日本整形外科学会は10日、加齢により、立ったり歩いたり座ったりする運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の判断基準「ロコモ度」を改定したと発表しました。
 従来は運動機能の低下を軽度の「ロコモ度1」、中程度の「ロコモ度2」の2段階に分けていましたが、新たに「身体的フレイル(虚弱)」に相当し、手術や治療が必要な可能性のある重度の「ロコモ度3」を加え3段階としました。
 同学会によると、日本人の約580万人が重度の「ロコモ度3」に当たると推定され、より進行すると寝たきりになる恐れがあるため、専門医による診療を勧めています。
 ロコモは、体を動かす骨や関節、筋肉や神経などの運動器の機能が低下した状態をいいます。進行すると、転倒する危険性が高まり、介護が必要になるリスクが高まります。
 同学会は体の衰えに早期に対処することで、要介護状態や寝たきりを防ごうと、2015年に判断基準を設けました。
 ロコモ度は、①高さ10~40センチの台から両足や片足で立つ「立ち上がりテスト」②大股で2歩歩いた長さを身長で割った「2ステップ値」③体の痛みや生活で困難なことを尋ねる25項目の質問票「ロコモ25」(100点満点で採点)――の3つのテストで判断。
 新たに設けた、重度の機能低下を示す基準「ロコモ度3」は、①が両足で30センチの台から立ち上がれない②が0・9未満③が24点以上の状態。「社会生活に支障をきたしていると判断され、自立した生活ができなくなるリスクが非常に高くなった状態」を想定しています。
 従来基準の「ロコモ度1」は衰え始めで機能低下は軽く、運動習慣や食生活の改善を呼び掛けます。「ロコモ度2」は衰えが進んで自分で身の回りのことができない恐れが高い状態で、痛みがある場合は専門医の受診を勧めます。
 国内の40歳以上で「ロコモ度1」は4590万人、「ロコモ度2」は1380万人と推計されています。
 また、日本整形外科学会は、ロコモに該当しない人にも体の衰えに気付き、生活習慣の見直しにつなげてもらおうと、全国の約1万人の性別、年代別のロコモ度テストの結果を公表しました。詳細は、ウェブ上で公開されているパンフレットで確認できます。

 2020年9月14日(月)

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RichardChoiz

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CarFromo

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