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■世界人口のピーク早まり、2080年代半ばに103億人 中国などの出生率低下が影響 [健康ダイジェスト]

 国連は世界人口デーの11日、現在約82億人の世界人口が2080年代半ばにピークを迎え、推計で約103億人に達すると発表しました。国連は従来、今世紀末に109億人まで増加してピークに達するとみていましたが、中国などで出生率が低下していることが影響し、ピークが早まったといいます。
 国連の報告書などによると、世界人口は1987年に50億人、2011年に70億人、2023年に80億人を突破しました。2080年代半ばに世界人口がピークを迎えた後、徐々に減少し、今世紀末の2100年には約102億人となる見通しです。
 従来の推計では2100年に109億人になると見込んでいましたが、今回の推計では今世紀末時点で約7億人少ない数値となりました。
 国連の担当者は、予測が減少した背景について、「中国など人口を多く抱える国々での出生率が以前の予想よりも低下したことが影響した」と説明しました。中国は2015年に人口抑制策「一人っ子政策」を廃止したものの、合計特殊出生率の減少が続いているとされます。
 世界全体の2024年の出生率は2・25で、1990年に比べて1・06減少しました。中国のほか、日本やスペインなど世界の5分の1の国・地域が、出生率1・4以下の「超少子化」だといいます。
 2024年の平均寿命は73・3歳で、2054年には77・4歳に延びます。2080年までに65歳以上の人口が、18歳未満を上回る見通しだといいます。高齢化が進んだ国に対しては、生産性を向上させるためテクノロジーを活用することなどを提言しています。

 2024年7月12日(金)

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