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■宇宙天地大自然と「気」2 [「気」学]





[蟹座]天体を形成する原子は「気」を根源とする
 大宇宙は、無に等しい空の世界に属する「気」が時間の経過によって変化を重ねた結果、何百億年という長い長い時間をへて、空間世界の変化を遂げてきたのである。
 一説によると、そのスタートから現在までの時間、宇宙の年齢といえるものは百三十億年であるという。百五十億年、あるいは二百億年という説も唱えられている。だが、それも人間の想像の域を超えてはいないのである。
 ビッグ・バンという大爆発後の初期の宇宙については、まだ、天体によって構成されていたとは考えられない。かなりの高温、高密度だったはずで、凝集して天体を形作ることは不可能な状態だった。
 次第に膨張するにつれて、宇宙の温度が徐々に下がって、星や惑星、銀河系の形成が可能になったのは、数千度まで下がった時点であった。
 大爆発によって、「気」を根源とする水素、ヘリウムなど、さまざまな原子が、宇宙空間にまき散らされていた、に違いない。この宇宙空間にうねり、渦巻く水素が、偶然に近付き、凝縮してガスの固まりを形成し、原子の集団と呼ばれる原始星を作る。
 それが自己重力によって収縮し、衝突し、熱を発して明るい星になる。やがて、球の中心で核融合反応が始まり、立派な星へと成長していった。
 こうして、我が恒星である太陽は、およそ四十六億年前に誕生した。
 原始太陽系星雲の中心が太陽となる一方で、残りの星間雲は太陽の周りにガス状の回転する円盤を形成し、その中には水素などのほかに金属質などの微粒子もたくさん存在し、それらがチリとなって互いに衝突し、結合し合って次第に大きくなっていった。
 結合したチリの種類によって、ある惑星は密度、比重が高く、ある惑星はガス状にと、それぞれの惑星に成長していった。星間雲が収縮し、チリが集積して、ついに地球の大きさに成長するのに数百万年の歳月が経過していた。
 太陽と地球との発生順序からいけば、太陽のほうがずっと早かったわけである。太陽系が形成された頃の地球は、まだ微小惑星の衝突によってできた小型の火の塊にすぎなかった。
 平均一億五千万キロ弱と非常に近い距離にあっても、地球は決して、太陽から分かれて飛び出したものではない。従って、地球と太陽は、真に性格が違う。むしろ正反対の性格を備えているために、相互に依存する上に、面白い因縁関係を持つことになったのである。
 地球は太陽系星雲の中で、宇宙間物質によって別に作り出されたもの。その宇宙間物質とは、太陽系が形成されるずっと以前に爆発し、死滅した星の成分が内部から拡散された原子に、由来するものである。
 地球上の水素もヘリウムも、窒素もカルシウムも、鉄も炭素も、金もウランも、超新星爆発によって散布された原子や、その集まりの分子によって作り出されたのである。
 地球の親星は銀河系の向こう側で、ひっそりとした白色矮星(わいせい)となって生きているのではないか、と想像される。
[獅子座]活動し創造する物質や、生命への展開
 我が地球は大宇宙の中の一つの小宇宙であり、大宇宙で生成された物質は、すべて地球に凝集して存在している。
 宇宙間物質を含んだガスとチリが凝集して、原始の地球ができたわけであったが、そこには水素や窒素などのほかに有機物も含まれていた。生物の複雑な分子を作る炭素も、アミノ酸さえも豊富に存在していた。
 こうしてほぼ四十六億年前にできた地球上に、生命の原型が誕生したのは、四十億年前、ぬるま湯のような岩石の泥スープの海洋においてであるといわれる。
 地球の大気の中にある水素原子や、水素の集まりの分子に太陽の紫外線が働き、また稲妻の放電が作用して、分子が分解し、再化合して、次第に複雑な分子ができていった。
 そして、偶然、デオキシリボ核酸(DNA)の原型ができた。核酸はヌクレオチドの巨大重合体であり、ヌクレオチドは遺伝の指令を与えることができる。これによって分子が、自分と同じ分子を作り出すことができるようになる。やがて、細胞という結合体ができた。
 偶然の必然、必然の当然というべき現象である。なぜなら、原子や分子は、宇宙で生成された「気」の変容した姿であるからだ。
 原子や分子の存在する前から、宇宙生命の根源たる「気」は存在し、その「気」が太陽エネルギーや放電現象、さまざまな宇宙線の働き掛けなどによって、活動し創造する新物質、または新生命に展開したのである。
 地球上において、生命誕生の母体となったものはいうまでもなく水であるが、水の中にも宇宙生命の「気」が宿り、生物の細胞のそれぞれにも、絶妙な宇宙感覚が付与されているのである。
 水は宇宙的性質を豊かに保持しており、生物は水の炉(ろ)に誕生し、片時も水なくしては生きておれない。
 水の中にすべての生命の根源が存在していて、それが凝って物質や生命の究極を形成する因子となり、天然自然の万物はもとより、あらゆる生きとし生けるものを作っているのである。
 地球上で生命が発生した頃の海が、どのような性質のものであったかは定かではないが、長い期間、海という生活圏内で繁殖を繰り返し、さまざまに進化、発展を遂げ、ほぼ二十億年以上をへてから、両生類が誕生して陸において繁殖を始め、地上という生活圏内でも独自な進化、発展を繰り返し、今日に至ったことは確かである。
 今、陸上で繁栄を誇る人間の生理学的知見においても、生命の発生から基本的進化の大部分が海においてなされたことは、種々の痕跡から明らかである。
 痕跡の一つは、人間が塩を必要とし、水を飲むことである。血液、体液、羊水などの密度は海水の密度と一致し、ナトリウム、塩素、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの成分比が海水とほぼ同じであることも、人間や他の地上動物たちがかつて海中において生命を得、海と一体化しながら進化した何よりの証拠であろう。
 一説によると、人間の肉体の成分比は、蛋白質(たんぱくしつ)が全体の十七パーセント、脂肪約十四、炭水化物一・五、ミネラル約六、そして残りの約六十一パーセントが水だという。
 私たち人間の肉体のほぼ六十〜七十パーセントは血液、体液といった水分であることに間違いはなく、その肉体を構成している細胞はちょうど水中の生物のように、水に浸され、水に溶けた栄養や酸素を得て、老廃物を捨てている。
[乙女座]地球上の生命は宇宙の有為転変の所産
 水の炉に誕生した生物が海洋から陸に上がって生きていくようになり、近くの超新星の爆発からも起こる宇宙線による突然変異などが繰り返されて、ついに人類が誕生したのは、地球の歴史から見ればほんの最近の出来事にすぎない。
 猿が木から下りて地上生活を始めたのは約千二百万年前、この地上生活を常態とする類人の時代になったのは約三百万年くらい前、ホモエレクトス(直立人)が現れたのは約百五十万年前、ホモサピエンス(現生人類)が登場したのはほんの三十万年くらい前のことだといわれている。
 長い、計ることのできないほど長い時間を費やして、宇宙が創られた。宇宙の中に太陽系があり、その中心をなす太陽に従って地球がある。その地球の表面に生物が発生し、その中から、人間という特異なものが出現した。
 人間につながるヒト科が現れてから、現在まで数百万年を経過しているわけだが、それ以前の生命としての誕生の時まで逆上るならば、人間の歴史もまた計ることのできないほど古いものになる。
 人間もはじめは単細胞のようなものであり、それが二つになり四つになり八つになり、次第に分化し発達して、いつか、私たちのような人間が形作られた。
 人間は地球上に発生したが、創造者は宇宙である。人間は宇宙の意思によって創られた、ということができる。人間は宇宙の有為転変の所産である、ということもできる。
 この宇宙の結晶体である人間の体は、約六十兆個の細胞から形成されている。地球上の生命の核は、細胞の化学反応を制御している蛋白質と、遺伝的な指令を与える核酸である。DNA(デオキシリボ核酸)の指令いかんによって、生物は人間にもなり、牛にもチョウにもアメーバにもなる。
 すべてのものが分子的には同一、すなわち、万物の基礎はすべて平等であり、ほんの少しの違いで差別が生まれるのである。
 小さな細胞もまた、一つの宇宙である。銀河や星の世界と同じように、複雑至妙な世界である。細胞の核の中にいる核酸が指令を発し、細胞の中の分子を変化させ、エネルギーを蓄えて細胞分裂が行われる。
 一つの宇宙である細胞をさらに分析していくと、原子の世界からできている。というより、原子、分子が次第に発達して細胞が生まれたという順序であることは、当然である。
 原子は、原子核を中心として、その周りを極めて正確に、定められた軌道を一ないし九十余個の電子が回っている。原子核は原子の大きさ、つまり電子の軌道の大きさに対して十万分の一という微小なものである。言い換えれば、原子の中は空っぽ同然の空間の世界なのである。
 原子の直径を小学校の運動場くらいの大きさとすれば、原子核はグラウンドの真ん中に置かれた米粒ほどの大きさである。このような、がらんどうの世界が基礎となって、鉄やニッケルがあり、人間ができているという不思議さは、いいようもないものである。
 しかしながら、空っぽ同然で、がらんどうの世界こそ、宇宙の本質なのだ。太陽系がそうであるように、銀河系宇宙がそうであるように、宇宙の物体と空間の割合は、そうした比率をなしているのである。
 ここでもまた、一つの真理が遍満している相を、見逃すわけにはいかない。




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