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■東京都、熱中症の疑いで60人を救急搬送 半数の30人が70歳代以上 [健康ダイジェスト]

 東京消防庁によりますと、東京都内では28日午後3時までに、14歳から99歳までの男女合わせて60人が熱中症の疑いで病院に救急搬送されました。
 搬送された人のうち、70歳代以上が30人と半数を占めています。
 また、70歳代の男性2人は症状が重く、命の危険がある状態だということです。
 29日も東日本と西日本の各地で猛烈な暑さとなり、38度に達するところもある見込みで、引き続き、こまめな水分補給や適切な冷房の使用など、熱中症対策が必要です。
 一方、厳しい暑さが続く中、屋内でエアコンを使う際に、高齢者がリモコンの操作を誤って暖房をつけて寝てしまい、熱中症で救急搬送されるケースが起きており、専門家が注意を呼び掛けています。
 横浜市消防局によりますと、今年5月以降、屋内で熱中症になって搬送された人のうち、「エアコンの未使用・故障」に分類されるケースは、全体の半分を超える247人に上っており、この中には暖房をつけてしまうなど、エアコンの使い方を誤ったというケースも含まれるということです。
 済生会横浜市東部病院の谷口英喜医師によりますと、8月中旬、横浜市内の高齢の夫婦が、就寝前にリモコンで冷房をつけようとして誤って暖房をつけて寝てしまい、2人とも熱中症で救急搬送されたケースがあったということです。
 人は年をとるほど、暑さを感じる神経が衰えやすく、室温が上がっても気付きにくいということで、谷口医師は「エアコンを使用する際は、明るいところでスイッチを確認して押し間違えないことや、設定温度は28度以下を最低ラインとしてほしい。寒いと感じた場合には、厚めの布団を掛けて就寝することが大切だ」と話しています。
 この週末も関東地方では35度以上の猛暑日になるところもある見込みで、谷口医師は「熱中症は、9月中旬くらいまでが危険な時期なので、もう少しの辛抱と考えて、適切にエアコンを使って予防してもらいたい」と話しています。

 2020年8月28日(金)

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