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■西洋フキ食品に肝障害の恐れ 厚労省が摂取控えを呼び掛け [健康ダイジェスト]

 花粉症対策などの健康食品に含まれる西洋フキ(バターバー)について、厚生労働省は8日、肝障害を起こす疑いがあるとして摂取を控えるよう注意を呼び掛けました。
 西洋フキを含む製品の摂取との関連が疑われる肝障害が報告されたとして、英国医薬品庁が事業者に自主回収を依頼したことを踏まえました。西洋フキには重篤な肝障害を起こす疑いのあるピロリジジンアルカロイドが含有されていますが、同庁には、ピロリジジンアルカロイドがほとんど除去されている製品との関連が疑われる急性肝炎や肝不全などが40例報告されているといいます。
 日本国内での健康被害は現時点で報告されていませんが、厚労省は近く事業者に対し、当面販売を中止するよう指導します。主に外国産のカプセル状のものが流通しており、インターネット上では「花粉症を和らげる」などと宣伝されています。
 キク科フキ属の西洋フキはヨーロッパ、北アジア、西アジアが原産で、日本国内で自生しているフキとは同属別種の植物。ヨーロッパではハーブとして扱われ、花粉症や片頭痛などに効果があるとされるものの、英国では医薬品として未承認です。
 日本では規制はなく、主に花粉症対策の健康食品として販売されています。厚労省によると、食品衛生法に基づき平成23年に事業者から輸入の届け出があった西洋フキは、カプセル剤や粉末剤などの製品で計115キロ。個人輸入分は含まれていません。
 厚労省の担当者は、「英国医薬品庁は『急性肝炎を引き起こした例もある』としている。詳細は調査中だが、西洋フキまたは西洋フキを含む食品の摂取を念のため控えてほしい」と話しています。

 2012年2月9日(木)




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