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■国内初、「卵子バンク」事業を開始 医師らで構成する民間団体 [健康ダイジェスト]

 卵巣機能が低下した患者を対象に、第三者から健康な卵子をもらって夫の精子と体外受精させ、妊娠を目指す民間団体「OD−NET卵子提供登録支援団体」(岸本佐智子代表)が14日、卵子を提供してくれる女性を募集する事業を始めると発表しました。
 匿名で無償のボランティアを登録し、条件が合った患者に提供する「卵子バンク」を目指します。海外で日本女性らから卵子提供してもらう団体はありますが、国内での提供を目指す団体は初といいます。団体は不妊治療専門医や患者関係者で構成されます。
 提供者への金銭的な報酬はなく、排卵誘発剤による副作用など何らかの異常が起こった場合、かかった医療費を患者側が負担します。
 OD−NET卵子提供登録支援団体では、卵子提供者(ドナー)の要件を満たす女性は、 ▽原則35歳未満で、すでに子のいる成人女性であること▽提供には配偶者の同意が必要(配偶者がいる場合)▽提供のための採卵回数が3回以内であること ▽卵子提供について十分に理解していること、としています。
 一方、卵子提供を受けられる被提供者(レシピエント)は、生まれ付きの体質で卵巣機能が低下している女性(ターナー症候群など)や、若くして卵巣機能が低下して月経が止まってしまう早発閉経の女性が対象で、▽医師によって、卵子がないと診断された女性であること ▽年齢は登録申請時40歳未満であること▽法律上の夫婦関係にあること、を要件としています。

 2013年1月14日(月)




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