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■軽度認知障害、アプリでチェック 開発した厚労省が今年度中に公開 [健康ダイジェスト]

 iPad上で軽度認知障害(MCI)の可能性を判定できるアプリを、厚生労働省研究班が開発しました。地域の健康診断などに導入し、軽度認知障害に早く気付くことができれば、認知症になるのを防ぐ効果が期待できるといいます。
 厚労省は今年度中にアプリを公開し、保健師らが活用できるようにします。
 軽度認知障害は、本人や家族から物忘れや記憶力低下などの訴えがあるものの、日常生活に支障はない状態で、将来、認知症を発症する可能性のある予備軍といえます。国内に約400万人いると推計されており、このうち半数が認知症に進むと考えられています。
 軽度認知障害の診断は、現状では医療機関への受診が必要なため、「最近物忘れがひどくなった」という状態では受診しない人が多くを占めます。アプリでその可能性が高いとわかれば、受診を促すことができるといいます。
 アプリの検査は、画面上の数字を順番につないだり、表示された言葉を一定時間後に覚えている程度を調べたりするなど計125問に答え、40分ほどで終わります。
 主任研究者の国立長寿医療研究センターの島田裕之・生活機能賦活研究部長によると、地域の保健師やボランティアらが研修を受け、このアプリを用いて判定する仕組みを想定しているといいます。
 島田さんは、「軽度認知障害は本人も周囲も気付きにくい。早期に診断することで、認知症の予防ができるかもしれない」と話しています。

 2014年5月3日(土) 




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