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■大原薬品工業、胃潰瘍治療薬を自主回収 発がん性物質を検出 [健康ダイジェスト]

 大原薬品工業(滋賀県甲賀市)は23日、胃潰瘍などの治療薬「ニザチジン」の一部を自主回収すると発表しました。発がん性物質であるNーニトロソジメチルアミンが、2 ロットから管理⽔準を超えて検出されたため。
 同製品は、Nーニトロソジメチルアミンの検出で問題視され、すでに自主回収が行われている「ラニチジン」と「類似の化学構造を有する」として、厚生労働省が同社を含めた製造販売会社に対し、成分を分析するよう指示していました。 回収対象は、2017年4月~2018年5月に出荷された製品の一部で、ニザチジンカプセル75mg「オーハラ」KD11の1ロット、ニザチジンカプセル150 ㎎「オーハラ」KD17の1ロットの2ロット。分析の結果、他のロットについては、問題が認められなかったとしています。
 回収対象となるのは、卸53カ所、医療機関514施設。なお、患者に処方された薬剤の回収は行いません。これまでに健康被害は報告されていません。

 2019年10月25日(金)

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