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■新型コロナウイルス、世界の感染者5000万人超える 死者は125万3311人 [健康ダイジェスト]

 中国で昨年12月末に新型コロナウイルスの感染者が最初に発生して以降、10カ月余りで,世界全体の感染者が累計で5000万人を超えました。冬を迎える欧米で再び感染が広がる傾向にあり、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の累計は日本時間の9日午前3時の時点で、5007万8292人と5000万人を超えました。亡くなった人は、世界全体で125万3311人となっています。
 フランスやイギリス、イタリアなど感染拡大が深刻なヨーロッパ各国は、外出の制限のほか飲食店や劇場の閉鎖など、再び厳しい措置を始めています。
 また、感染者が世界で最も多いアメリカでは、1日に確認される新たな感染者は一時減少傾向になりましたが、9月半ばから再び増加に転じ、11月7日には12万7000人を超え、これまでで最も多くなりました。
 ジョンズ・ホプキンス大学のまとめでは、世界保健機関(WHO)が中国でのウイルスの検出を発表した今年1月以降、世界全体の感染者が1000万人を超えるまでの期間は、166日間でした。その後、1000万人増加する期間は2000万人までは44日間、3000万人までは38日間、4000万人までは31日間、そして今回5000万人を超えるまでは21日間となっており、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
 11月に入って、1日当たりに確認される新規感染者数(7日移動平均)は50万人を上回っています。現在感染している人は世界全体で1000万人を超え、足元で増え続けています。
 感染者の多い国はアメリカが990万788人、インドが850万7754人、ブラジルが565万
3561人、ロシアが176万420人、フランスが170万9773人です。
 死者の多い国はアメリカが23万7288人、ブラジルが16万2269人、インドが12万6121人、メキシコが9万4808人、イギリスが4万9134人となっています。
 地域別では、ヨーロッパの感染者数が1260万人(死者30万5000人超)と最多。次いで感染者数が多いのは中南米・カリブ海諸国の1160万人(死者41万1000人)、アジアの1100万人(死者17万7000人近く)となっています。
 ヨーロッパ(ロシア・東欧を含む)は4月の第1波と比べて、直近の感染拡大の勢いが著しくなっています。11月に入ってからの感染者は1日当たり25万人を超えており、第1波ピークの3・5万人と比べて約8倍のペースになっており、多くの国で過去最多を更新中。
 10月からは、新規死者数も急増しています。特にチェコやポーランドなど東欧や、ロシアでの増加が目立ちます。
 アメリカもヨーロッパと同じように、感染者の過去最多ペースを更新しており、4月、7月の感染拡大のピークに続く第3波は拡大に拍車がかかっています。
 地域ごとに濃淡があり、4月の第1波でホットスポットになったのはニューヨーク州など東部でした。7月の第2波はテキサス州など南部、カリフォルニア州など西部の「サンベルト」と呼ばれる地域が目立ちました。第3波は中西部を中心に感染が広がっています。中西部は行動規制が比較的緩い州が多いことに加え、気温低下を受けて屋内での活動が増えて密になり、感染しやすくなっているためとみられます。
 死者数は、春のピークと比較すると相対的に少なくなっています。検査の拡充に加えて、学校再開に伴い、若年層での感染が広がっていることが挙げられます。ただ入院患者数は増えており、医療体制への懸念も高まっています。
 アジアでは、中国など感染が抑制された国もあるものの、インドがアジア全体の感染者数を押し上げており、インドはアジアの累計感染者1100万人のうち8割を占めます。しかし、9月からは感染者数が減少傾向にあり、マスク着用や消毒の徹底などの対策が効いている可能性があります。
 中南米では、南半球で冬季が終わった10月以降、新規感染者数は減少傾向にあります。しかし、医療体制が十分に整っていない地域も多く、各国は死者数の抑制に苦慮しています。

 2020年11月9日(月)

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