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■梅干しにインフル抑制効果 和歌山県立医科大が新成分を発見 [健康ダイジェスト]

 和歌山県立医科大の宇都宮洋才准教授(病理学)と、国立和歌山高専の奥野祥治助教(天然物化学)が1日、梅干しから抽出された新発見の化合物に、インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があることを確認したと発表しました。
 宇都宮准教授らは、和歌山県内の梅加工業者5社からの寄付で、梅が健康に与える効果について研究しています。今回、見付かったのは、抗酸化作用のあるポリフェノールの一種「エポキシリオニレシノール」。
 新型インフルエンザと同じ「H1N1型」のウイルスに感染させた培養細胞に新化合物のエキスを加え、約7時間後、化合物を加えなかった培養細胞と比較した結果、ウイルスの量が約10分の1になりました。1日に梅干し5個(約100グラム)分の化合物を摂取すれば、インフルエンザにかかりにくくなる効果が見込めるといいます。
 今後は、「エポキシリオニレシノール」に親しみやすい愛称を付け、商標登録することも検討。サプリメントの成分として売り出すことや、梅に含有量を表示して販売促進にも活用できる可能性が出てきました。宇都宮准教授は、「抑制のメカニズムは今後の研究課題。学術的に全く報告のない化合物で、いろんな可能性を秘めている。ほかのウイルスに対しても効果があるのか、研究を重ねたい」と話しています。
 梅産地の小中学校では、新型インフルエンザ流行時に梅干し加工時に出る梅酢を感染予防のうがいに用いました。寄付をした1人、南紀梅干の細川清社長(59)は、「梅干しは体にいいと昔からいわれてきたが、具体的な成果が出たことで、梅干しの消費拡大につながるのでは」と期待しています。

 2010年6月3日(木)

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