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■インフルエンザ患者、3週連続で増加 多くはA香港型 [健康ダイジェスト]

 国立感染症研究所は12日、全国約5000の医療機関を対象にしたインフルエンザの定点調査で、最新の1週間(11月1日~7日)の新規患者数が1医療機関当たり0・2人(患者報告数942人)となり、3週連続で増加したと発表しました。
 流行開始の目安とされる1人には達していませんが、今シーズンは季節性のA香港型ウイルスの検出が多く、新型インフルエンザとA香港型が両方流行する可能性があります。
 都道府県別では北海道が1・5人で最も多く、次いで徳島県0・87人、沖縄県0・6人、茨城県0・36人、群馬県0・34人、高知県0・31人、岐阜県0・28人、神奈川県0・27人、愛媛県0・26人の順となっています。
 警報レベルを超えている保健所地域は、認められていません。また、注意報レベルのみを超えている保健所地域は、直近の2週間連続して北海道浦河保健所管内が存在していましたが、最新の1週間には注意報レベルを下回り、他の地域も含めて認められませんでした。
 検出されたウイルスは、最近5週間ではA香港型が約75パーセント、新型は約21パーセントで、残りがB型でした。
 A香港型は、高齢者が感染すると重症化することが多く、特に高齢者施設での感染対策が必要とされます。今月6日には、秋田県北秋田市の病院でA香港型による集団感染が判明し、入院患者8人が死亡しました。
 厚生労働省は、「まだ本格流行とはいえないが、昨年と同様に手洗いやワクチン接種などの対策を取ってほしい」と呼び掛けています。

 2010年11月15日(月)

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