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■インフルエンザの流行下り坂 2週連続、患者数が前週を下回る [健康ダイジェスト]

 今季のインフルエンザの流行がピークを越え、下り坂にあることが、国立感染症研究所の18日の発表でわかりました。
 全国約5000医療機関を対象にしたインフルエンザの定点調査による新規患者数は、最新の1週間の2月7日~13日で1医療機関当たり21・50人(前週28・93人)。2週連続で前の週を下回りました。流行が大きかった九州や関東で、患者数の減少が目立ちます。
 1週間の推計受診患者は全国で約109万人で、前週の155万人より46万人の減少。年齢群別では、5~9歳が24・8パーセントと最多で、0~4歳が14・7パーセント、10~14歳13・8パーセント、30歳代12・8パーセントと続きます。
 定点の患者数は、すべての都道府県で前週を下回りました。警報発令レベルの30を上回っているのは5県で、高い順に愛知県37・01人(前週37・79人)、富山県32・56人(37・88人)、福岡県31・75人(40・90人)、新潟県30・89人(35・46人)、長崎県30・07人(44・13人)と続いています。
 さらに埼玉県28・77人(36・81人)、神奈川県27・89人(37・53人)と続き、ほかに北海道20・57人(23・44人)、東京都20・36人(28・14人)、岐阜県23・72人(24・86人)、三重県23・76人(28・56人)、大阪府13・89人(20・30人)、京都府13・75人(20・84人)、山口県26・50人(32・53人)など。
 過去3週で検出されたウイルスは新型が約7割で、依然として多くを占めています。インフルエンザの流行のピークは越えたとみられますが、患者はまだ多く発生しており、厚生労働省は引き続き感染予防の徹底を呼び掛けています。

 2011年2月18日(金)

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