SSブログ

■障害者の年収、6割が100万円以下 [健康ダイジェスト]

 福祉施設で働く障害者の6割近くが、障害年金を含めて、年収が100万円以下にとどまっているという調査結果がまとまりました。調査した障害者の支援団体は、「働く場があっても自立した生活をするのが難しい現状を示している」と話しています。
 この調査は、障害者が働く全国の福祉施設で作る団体「きょうされん」(東京都中野区)が、昨年11月から12月にかけて行い、およそ1万人について回答がありました。
 それによりますと、障害年金を含めた年間の収入は、「100万円以下」の人が最も多く、56パーセントと6割近くを占めました。次いで、「100万円から150万円以下」の人が36パーセント、「150万円から200万円以下」の人が7パーセントなどとなっていて、「200万円」を超える収入がある人は1パーセントでした。
 また、9パーセントの人が生活保護を受けて暮らしていました。
 「きょうされん」によりますと、福祉施設での平均の工賃は、1カ月1万3000円ほどにとどまっていて、ほとんどの障害者が、親に頼って生活せざるを得ないということです。
 調査を担当した「きょうされん」の小野浩さんは、「1人暮らしをしている障害者は1割ほどしかいなかった。年金と働く場があっても自立につながっていないのが現状で、就労支援と所得補償をして状況を変えていく必要がある」と話しています。

 2012年4月23日(月)




nice!(11)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 11

コメント 1

ちくわ

こういう話を聞くと悲しくなります。
なんとかならないものかと・・・。
国や行政の積極的なバックアップのもと企業の理解を得て、
雇用機会の創出と待遇面の改善を行えないものか。
僕の職場にも軽度ですが障碍を持った方が働かれています。
一生懸命働いて会社に貢献してくれています。
障碍をもっていたって社会貢献はできるはず。
その場をもっともっと提供していかなくては!


by ちくわ (2012-04-23 21:36) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0