■レーシック手術、消費者庁が注意喚起 被害情報5年で80件 [健康ダイジェスト]
近視矯正のレーシック手術による目の痛みなどのトラブルが、過去5年間で80件報告されていると、消費者庁が4日発表しました。レーシック手術を受ける前にリスクを十分に理解するよう、同庁は呼び掛けています。
消費者庁が国民生活センターと連携して運用する「事故情報データバンク」には、レーシック手術に関する被害情報が2009年度以降、毎年10件以上寄せられているとのことです。累計80件のうち7件は消費者安全法の重大事故等として公表されています。
被害の自覚症状は、矯正のしすぎによる遠視が最も多く約3割を占め、ほかに乱視、光をまぶしく感じる、ドライアイ、目の痛みなど。遠視が原因の頭痛や吐き気などの体調不良も、報告されています。また、直接的な因果関係は不明ですが、失明した例も1件ありました。
重大な被害例としては、「手術直後から2カ月間、目の表面に激しい痛みがあり、寝たきりの状態になった」(40歳代女性)、「レーシックによる角膜の削り過ぎで遠視にされ、目の周りの筋肉が常時痛む」(30歳代男性)、「ドライアイで1時間に数回は目薬が必要になった」などがあるとのことです。
また、レーシック手術経験者600人を対象に消費者庁が今年11月に実施したアンケート調査によると、「希望した視力になった」人が74・3パーセント、「視力に問題があった」人が23パーセント、「手術後に視力以外の症状や不具合が生じた」人は43・2パーセントでした。
同庁は、手術前に合併症などについての医療機関からの説明を十分受けなかったとみられる例があり、インターネットでは景品表示法などに抵触する広告も散見されるとしています。
レーシック手術とは、角膜の表面を薄くめくり、下の層に特殊なレーザーを照射して削った後に表面を戻し、近視や乱視を矯正する手術。
2013年12月4日(水)
消費者庁が国民生活センターと連携して運用する「事故情報データバンク」には、レーシック手術に関する被害情報が2009年度以降、毎年10件以上寄せられているとのことです。累計80件のうち7件は消費者安全法の重大事故等として公表されています。
被害の自覚症状は、矯正のしすぎによる遠視が最も多く約3割を占め、ほかに乱視、光をまぶしく感じる、ドライアイ、目の痛みなど。遠視が原因の頭痛や吐き気などの体調不良も、報告されています。また、直接的な因果関係は不明ですが、失明した例も1件ありました。
重大な被害例としては、「手術直後から2カ月間、目の表面に激しい痛みがあり、寝たきりの状態になった」(40歳代女性)、「レーシックによる角膜の削り過ぎで遠視にされ、目の周りの筋肉が常時痛む」(30歳代男性)、「ドライアイで1時間に数回は目薬が必要になった」などがあるとのことです。
また、レーシック手術経験者600人を対象に消費者庁が今年11月に実施したアンケート調査によると、「希望した視力になった」人が74・3パーセント、「視力に問題があった」人が23パーセント、「手術後に視力以外の症状や不具合が生じた」人は43・2パーセントでした。
同庁は、手術前に合併症などについての医療機関からの説明を十分受けなかったとみられる例があり、インターネットでは景品表示法などに抵触する広告も散見されるとしています。
レーシック手術とは、角膜の表面を薄くめくり、下の層に特殊なレーザーを照射して削った後に表面を戻し、近視や乱視を矯正する手術。
2013年12月4日(水)
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