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■冷凍食品に農薬、新潟と山形などでも消費者に症状 マルハ系工場を現場検証 [健康ダイジェスト]

 マルハニチロホールディングスの連結子会社アクリフーズが群馬工場(群馬県大泉町)で製造した冷凍食品から農薬「マラチオン」が検出された問題で、群馬県警は4日、工場内を実況見分しました。
 同工場製の冷凍食品を昨年12月に食べた新潟市の8歳と1歳の姉妹が発熱や嘔吐の症状を訴えたほか、山形県の消費者や松山市に帰省中の22歳の男子学生が腹痛や下痢症状などを訴えていたことも判明。群馬県などが状況を調べます。
 殺虫剤などとして使われるマラチオンが工場内で使われておらず、検出濃度も高いことから、群馬県警は何者かが意図的に混入した業務妨害の疑いがあるとみて本格的な捜査に着手。捜査員約50人が午前9時ごろ、工場内に立ち入って製造ラインや流通過程を中心に調べました。
 群馬県警はすでに工場関係者から事情を聴き、会社側が任意提出した商品の鑑定などを進めています。
 新潟市によると、姉妹は「とろ~りコーンクリームコロッケ」を昨年12月16日から20日に毎日1個ずつ食べました。17日から26日にかけて発熱するなどしたため、30日に病院を受診したが軽症です。
 山形県で下痢症状を訴えた人は12月中旬に「えびとチーズのグラタン」を食べ、約1時間後に下痢になったと説明。1月1日に保健所に届けました。
 アクリフーズによると、4日までに農薬が検出されたのは、昨年10月4日から11月5日に3つのラインで別々に製造したピザやコロッケなどの7商品9袋。工場内の同じ部屋で包装し、群馬県外の3カ所の倉庫に分けて保管後、スーパーなどへ出荷されました。
 最も高い濃度は、東京都内で販売されたコロッケで、残留農薬基準の150万倍に当たる1万5000PPMを検出しました。工場は農薬が検出された12月27日以降、操業を停止しています。
 群馬県警の実況見分の開始を受け、マルハニチロホールディングスとアクリフーズは4日、「捜査に全面的に協力しつつ、事故の原因究明を急ぎ、早期に再発防止策を策定したい」とする談話を発表しました。
 両社は社内に調査委員会を設置。4日から群馬工場の全従業員約300人の聞き取り調査をし、職場環境や個々の業務内容を調べるとしています。

 2014年1月4日(土)

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