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■ニューヨークで医師がエボラウイルス陽性反応 ギニアから帰国 [健康ダイジェスト]

 アメリカのニューヨーク市は、発熱などの症状を訴えて、市内の病院に入院した男性医師について、エボラウイルスへの感染を調べた結果、陽性反応が出たと発表しました。
 市は、エボラ出血熱への備えはできているとして、市民に冷静に対応するよう呼び掛けました。
 ニューヨークのデブラシオ市長とクオモ州知事は23日夜、記者会見を開き、発熱などの症状を訴えて市内の病院に入院した33歳の男性医師について、エボラウイルスへの感染を調べた結果、陽性反応が出たと発表しました。
 現在、アメリカの疾病対策センター(CDC)がさらに詳しい検査を行って、確認を急いでいます。確認されれば、アメリカ国内でエボラ熱と診断されるのは4人目。
 市によりますと、この男性医師は国際的なNGO「国境なき医師団」の一員として、エボラ出血熱の感染が拡大する西アフリカのギニアで医療支援活動に携わり、今月17日に帰国したばかりだということです。
 22日には、地下鉄に乗ってボーリング場に出掛けていたということですが、24日の朝に発熱や胃腸の不調などを訴えて、ニューヨーク市内の病院に搬送されました。男性医師が入院している病院は、エボラ出血熱の患者に対応する施設に指定されており、現在、隔離され、治療を受けているということです。
 市は、症状が出た後に、患者の血液などの体液に直接、接触しない限りエボラウイルスに感染しないとしたとした上で、「男性医師が外出した時には、発熱などの症状は出ていない」と述べて、周囲の人が感染するリスクは、低いと説明しました。
 さらに、「我々は、この問題への備えはできている。ニューヨーク市民は不安を抱く必要はない」と述べて、市民に冷静に対応するよう呼び掛けました。
 一方、人口が集中する大都市ニューヨークで初めてエボラ熱の陽性反応を示した患者が出たことを受け、厚生労働省などは24日、検疫所と入国管理局に対し、エボラ熱が流行しているアフリカ4カ国の滞在歴がないか、すべての入国者に確認するよう指示しました。
 検疫を実施している国内30空港で、順次始めます。海外からの入国者は年間2800万人で、このうち成田空港からは1日に、外国人1万6000人を含む4万人が入国しています。
 検疫は自己申告に基づくため、パスポートを検査する入国管理局で注意喚起の文書を示し、過去21日以内にギニア、リベリア、シエラレオネ、コンゴに滞在している場合は申告を促します。検疫を受けていない場合は、検疫所に戻るよう指示します。

 2014年10月24日(金)




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