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■ジカ熱感染が拡大、新たにタイも 35の国と地域で感染を確認 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は、中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、新たにタイを加えるなどした34の国と地域で感染が広がっていることを明らかにしました。
 WHOが12日現在でまとめた最新のデータによりますと、これまでにブラジルやコロンビアなど中南米やカリブ海周辺の26の国と地域、それにサモアやトンガなど太平洋の5つの国と地域、アジアではタイとモルディブと中国の3カ国、アフリカのカボベルデの合わせて35の国と地域で、地元に生息する蚊を媒介するなどしてジカ熱への感染が広がっているということです。
 このうちブラジルでは、患者の数が最大で150万人に上るとみられるほか、疑いの事例も含めると、コロンビアでは2万5000人以上、カボベルデでは7000人以上と推定されています。
 ジカ熱を巡っては、妊娠中の感染と先天的に頭部が小さい小頭症の新生児との関連が指摘されているほか、感染した人が手足に力が入らなくなる難病のギラン・バレー症候群を発症するケースも報告されています。
 WHOは、感染とこれらの症状との関連性を早期に解明し、適切な治療法の開発を急ぐ方針です。
 一方、中国で初めてジカ熱に感染、江西省内の病院に隔離され治療を受けていた34歳男性が14日、全快し退院しました。
 男性は旅行先のベネズエラで1月28日に、発熱や頭痛、めまいなどの症状が出て、現地の病院で治療を受けました。2月2日にベネズエラを出て、香港などを経由して実家のある江西省に戻り、2月6日から現地の病院で治療を受けていました。
 中国の保健当局は、国内でジカ熱の感染がさらに拡大する可能性は低いとの見方を示したといいます。

 2016年2月14日(日)




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