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■国立がん研究センター、肝臓の細胞の若返りに成功 治療法開発につながる可能性 [健康ダイジェスト]

 人の肝臓の細胞を特殊な化合物を使って肝臓の元となる細胞に変化させることに国立がん研究センターの研究チームが成功し、将来的に重い肝臓病の新たな治療法の開発につながる可能性がある成果として注目されます。
 国立がん研究センターの研究チームは、人の肝臓の細胞に2種類の特殊な化合物を加えることで、肝臓の細胞の元になる「肝前駆細胞」に変化させることに成功したということです。
 この肝前駆細胞は培養して大量に増やすことができ、肝臓の細胞が傷付いたマウスに注入したところ、2カ月ほどで傷付いた細胞のほとんどが注入した肝前駆細胞から変化した肝臓の細胞に置き換わって、肝臓の動きも正常に戻り、安全性の面でも問題は起きなかったということです。
 研究チームによりますと、人の肝臓の細胞を化合物で肝前駆細胞に変化させたのは世界で初めてだということで、今月開かれる日本再生医療学会で発表することにしています。
 国立がん研究センターの落谷孝広分野長は、「操作はとても簡単で、将来的には重い肝臓病の新たな治療法の開発につながる可能性がある」と話しています。

 2018年3月15日(木)

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