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■検査ミスで男性患者死亡、栃木県の医大病院 造影剤アレルギー確認せず [健康ダイジェスト]

 昨年9月、栃木県壬生(みぶ)町にある独協医科大学病院で、76歳の男性患者が、投与された造影剤に急激なアレルギー反応を起こして死亡していたことが8日、明らかになりました。病院はミスを認め、男性の家族に謝罪したということです。
 独協医科大学病院によりますと、昨年9月、肝臓がんの治療で入院していた栃木県日光市の76歳の男性に、腹部のコンピューター断層撮影(CT)検査のため造影剤を投与したところ、急激なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」で多臓器不全を起こし、約1カ月後に死亡しました。
 その後の院内の調査で、造影剤に軽度のアレルギーがあると男性のカルテに記載されていたにもかかわらず、担当の医師が確認していなかったことがわかりました。
 さらに、造影剤を使う検査の必要がなくなり、医師が中止を指示しましたが、指示が伝わらず造影剤が投与されたということです。
 病院はミスを認め、重大な医療事故だったとして家族に謝罪した上で、電子カルテに注意を促すアラートを出すなど、再発防止策を講じたということです。
 独協医科大学病院の平田幸一病院長は、「重大な医療事故が発生し、ご遺族に対し深くおわび申し上げます。再発防止に向けて改善の取り組みを徹底、強化してまいります」とコメントしています。

 2020年2月8日(土)

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