■新型コロナ、世界の感染者１億257万人 死者221万人 台湾で８カ月ぶりの死者、80歳代女性

　アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の31日午後３時の時点で、世界全体で１億257万7980人となりました。また、感染して亡くなった人は、世界全体で221万9889人となっています。
　感染者が最も多いのはアメリカで2606万9046人、次いで、インドが1074万6174人、ブラジルが917万6975人、イギリスが380万6993人、ロシアが379万265人となっています。
　感染して亡くなった人が最も多いのもアメリカで43万9439人、次いで、ブラジルが22万3945人、メキシコが15万8074人、インドが15万4274人、イギリスが10万5777人となっています。
　台湾政府の新型コロナウイルス対策本部は30日、80歳代の女性が新型コロナウイルスに感染して29日夜、死亡したと発表しました。台湾で亡くなった人が出たのは、８カ月ぶり。
　台湾の陳時中衛生福利部長（衛生相）は30日記者会見し、域内で新型コロナウイルスの感染者が新たに４人確認され、このうち80歳代の女性が死亡したと発表しました。
　女性は一緒に暮らす看護師に感染が確認された後に隔離されていましたが、28日から発熱などの症状が出て、29日に感染が確認され夜遅くに亡くなったということです。女性には腎臓病や糖尿病などの持病がありました。
　台湾で新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が出たのは、昨年５月以来８カ月ぶりです。台湾の感染者は累計909人、死者は８人となりました。
　台湾では昨年12月下旬まで８カ月間、域内での感染確認がない状況が続くなど、感染の抑え込みが比較的うまくいっているとされています。
　しかし、１月に入って、海外から帰ってきた感染者を治療していた北部の桃園の病院で医師や看護師、その家族など合わせて19人の感染が相次いで確認されており、29に日死亡した女性らもこの中に含まれています。
　台湾では旧正月の春節を２月に控え、海外から帰ってくる人が増えている上、旅行や帰省などで域内を移動する人の増加も見込まれることから、当局は警戒を強めています。

　２０２１年１月３１日（日）

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