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■中国製薬会社2社、コバックスへワクチン1億回分以上提供で合意 [健康ダイジェスト]

 ワクチン普及に取り組む国際組織「Gaviワクチンアライアンス」は12日、中国の製薬会社2社が、新型コロナウイルスワクチン1億回分以上を、ワクチンの公正な分配を目指す国際的な枠組み「コバックス(COVAX)」に提供することに合意したと発表しました。
 合意したのは、中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)と中国医薬集団(シノファーム)の2社で、直ちに提供を開始するといいます。
 コバックスの運営組織の一つであるGaviワクチンアライアンスは、「今回の合意は、インド型(デルタ型)が医療制度に及ぼす危険が高まる中結ばれたもので、1億1000万回分のワクチンがコバックスの参加国に即座に提供される。追加供給のオプション付きだ」としています。 
 シノバックとシノファームのワクチンは、5月と6月に、世界保健機関(WHO)から緊急使用の承認を受けています。
 一方、タイのアヌティン・チャーンウィラクン副首相兼保健相は12日、新型コロナウイルスワクチンについて、1回目に中国科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製を接種した人に対し、2回目はイギリスのアストラゼネカ製を使用する方針を明らかにしました。シノバック製を2回接種した人の感染が相次いでいるためです。
 タイは主に、自国生産するアストラゼネカ製と、中国から輸入するシノバック製を使用しています。国内でインド型(デルタ型)などの変異ウイルスが広がっている中で、シノバック製を2回接種した医療従事者約600人の感染が判明したため方針を改めました。
 シノバック製を2回接種ずみの医療従事者に、アストラゼネカ製やアメリカのファイザー製を追加接種することも決めました。中国製のワクチンと欧米製のワクチンの組み合わせ接種が発表されたのは初めて。
 アヌティン副首相は「(ワクチンの混合接種により)質の高い免疫をつくることができる」と述べました。
 首都バンコクなどでは医療体制が窮迫しており、感染者の自宅療養を認める方針も決めました。これまでは無症状の人も含めて、感染者全員に入院を義務付けていました。
 タイの12日時点の累計感染者数は約34万5000人で、このうち約32万人が国内で変異ウイルスが見付かった4月以降に確認されました。

 2021年7月12日(月)




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