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■新型コロナ飲み薬、塩野義製薬が治験開始 自宅で服用可能に [健康ダイジェスト]

 塩野義製薬は26日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補について、3段階のうちの第1段階の臨床試験(治験)を始めたと発表しました。「飲み薬」のタイプを想定し、重症化を防ぐなどの効果が期待できるといいます。2段階以降の治験や実用化の時期は未定。
 22日に1例目の投与を開始しました。国内の20歳以上55歳以下の健康な75人を対象として、まずは安全性を確認します。
 治験に入った治療薬候補は、コロナウイルスが体内で増殖する過程の一つを阻み、ウイルス量を低下させるとしています。感染初期の軽症者が服用することで重症化を防ぎ、発熱やせきなどの症状を改善できると見込みます。形状はまだ決まっていないものの、口から飲む錠剤やカプセルなどを想定しています。
 塩野義製薬によると、今回の治療薬候補は、ウイルスの増殖を阻害する化合物。動物実験では、ウイルス量を速やかに低下させることを確認しました。
 国内で承認されている軽症者向けの治療薬は点滴薬のみで、入院中の患者に限って使われています。自宅などで療養する感染者らが自宅で簡単に服用できる飲み薬が実用化すれば医療体制の窮迫を避けられるとして、製薬各社が開発を進めています。
 各社が1日2回以上服用する飲み薬の開発を進める中、塩野義製薬は1日1回の服用を数日間続ける使い方を想定しています。
 塩野義製薬は免疫力を高めて新型コロナ患者の重症化を防ぐ別の治療薬候補についても、アメリカのバイオスタートアップのバイオエイジと開発を進めています。同社がアメリカやブラジルなどで高齢者を対象にした治験を進めており、結果が良好なら日本での治験も検討します。

 2021年7月26日(月) 




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