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■インドネシア、1日の新型コロナ死者2069人 過去最多 [健康ダイジェスト]

 インドネシアは28日、新型コロナウイルス感染症による過去24時間の死者数が2069人と、過去最多となったと発表しました。同国は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)開始以来、最も深刻な感染急拡大に直面しています。
 保健省によると、死者数は前日より600人近く増え、先週記録した過去最多の1566人を上回りました。新規感染者数も、26日の2万8000人から4万5203人に急増しました。
 インドネシアでは、3週間にわたり新型コロナ対策の活動制限が実施されていたものの、今週に入り緩和され、小規模な商店や飲食屋台、一部ショッピングモールの再開が許可されました。
 医療専門家らは、インドやブラジルを抜いてパンデミックの震源地となっている広大な群島国インドネシアに、感染力の強いデルタ型(インド型)変異ウイルスがまん延しており、新たな感染の波を引き起こす可能性があると警告していました。
 インドネシア政府はパンデミックへの対応や、公衆衛生よりも東南アジア最大の経済を優先した政策について、広く批判されてきました。
 ジョコ・ウィドド大統領は行動制限緩和の根拠として、被害の大きい首都ジャカルタを含め、1日当たりの感染者数や病床使用率が減少していることを挙げています。
 だが、デルタ型変異ウイルスはジャカルタ以外の約12の地域、人口密度の高いジャワ島やバリ島でも確認されており、こうした地域ではここ数週間で感染者が急増しています。
 感染が深刻な地域では医療体制がひっ迫していて、自宅での療養を余儀なくされるケースも多く、医師や公衆衛生の専門家らでつくる団体は6月から27日までに2705人の感染者が自宅など病院以外で療養中に死亡したとしています。
 インドネシア政府は新型コロナの専用病床を増やすとともに、症状が比較的軽い感染者向けの隔離施設も増設し、症状が悪化しないように観察するとしています。
 27日の入国管理局発表によると、7月初旬以降、ジャカルタの主要国際空港を経由して約1万9000人の外国人がインドネシアを出国しており、うち日本人が2962人、中国人が2219人となっています。
 インドネシアは、日本企業の主要市場となっています。また、最大の貿易相手国である中国企業が支援する事業計画が、多数存在します。

 2021年7月28日(水)




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