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■コロナワクチン2回接種で予防効果91%、2週間以上経過で95%に 国立感染症研究所 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのワクチンの有効性について、国立感染症研究所が国内の暫定的な解析結果をまとめ、海外からの報告と同様に、2回の接種で90%以上の発症予防効果がみられたとしています。
 これは国立感染症研究所が1日に開かれた厚生労働省の専門家会合で示したものです。
 国立感染症研究所などの研究チームは、今年6月と7月のおよそ2カ月間に東京都内5カ所の発熱外来を受診した1130人について、新型コロナのPCR検査の結果とファイザーかモデルナのワクチンを接種していたかどうかを調べました。
 その結果、PCR検査で陽性だったのは、ワクチンを未接種だった914人のうち350人、1回接種した141人のうち46人、2回接種した41人のうち3人だったということです。この結果をもとにワクチンの有効性を推定したところ、1回目の接種では48%、2回目を接種して2週間以上たった場合は95%などとなりました。その結果、どちらかを1回接種した人は48%、2回接種では91%に発症予防効果がありました。2回接種後に2週間以上経過した場合は95%でした。
 一方で、1回目の接種をしてから13日以内の場合は効果は確認できなかったということです。
 国立感染症研究所によりますと、調査はインド由来のデルタ型変異ウイルスに置き換わりつつある時期に行われたため、今後、デルタ型の影響なども調べる必要があるものの、ワクチンの有効性については海外での研究とおおむね一致する結果だとしています。
 国立感染症研究所の所長で専門家会合の脇田隆字座長は、「今回は解析数も限られ暫定的なデータであり、今後も適宜、評価していくことが重要だ」と話しています。
 また、国立感染症研究所によると、ワクチン接種後も感染するリスクはあります。デルタ型に感染した人のウイルス量は、接種の有無にかかわらず同程度との報告がアメリカなどで出ており、「現状の流行状況では、接種後もマスク着用などの感染対策を継続することが重要」と指摘しています。
 一方、日本国内でも感染が確認されている南米・ペルー由来のラムダ型については、世界的な拡大傾向がみられていないなどとし、現時点で感染が広がるリスクは「非常に低い」と評価しています。

 2021年9月4日(土)




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