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■オランダ、ロックダウン導入 オミクロン型の感染拡大に先手 [健康ダイジェスト]

 感染力が高いとされる新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への対応として、オランダが19日、大半の商店の店舗営業を禁じるロックダウン(都市封鎖)に入りました。少なくとも1月14日まで続け、学校も最短1月9日まで閉校となるといいます。
 オランダではこれまで290万人が新型コロナに感染し、2万人以上が死亡しました。保健当局は「オミクロン型が急速に広がり、年内には主流になる」と予測。クリスマスで街がにぎわい人々が集う時期の中、オランダ政府は「可能な限り家にいてほしい」と呼び掛けています。
 18日の発表によると、スーパーや医薬品などの生活必需品を扱う店の営業は午後8時までとし、それ以外の店は商品の受け渡しに限定、飲食店も持ち帰り営業だけが認められます。映画館やコンサートホールも閉鎖されます。自宅に迎えられる人数(子供を除く)を2人までとし、クリスマスや元日でも4人を上限としました。
 オランダでは1日の新規感染が1万5000人程度で、ほぼ連日2万人を超えていた11月中旬から12月初めよりは減っています。また、オミクロン型の感染は12月16日時点で計123人でしたが、「オミクロン型が急速に広がり、医療機関の対応能力を超えてしまう可能性が現実味を帯びている」と説明して、規制強化に理解を求めました。

 2021年12月19日(日)




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