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■モデルナ製ワクチン、3回目接種で抗体が37倍に オミクロン型に効果 [健康ダイジェスト]

 アメリカのバイオ企業モデルナは20日、同社の新型コロナウイルスワクチンについて、3回目接種をした場合に新たな変異型「オミクロン型」に対する体内の抗体が大幅に増えたとする臨床研究の暫定結果を発表しました。
 同社によると、2回目接種を終えた人はオミクロン型の感染を防ぐ「中和抗体」の量が少ない一方で、3回目として1~2回目の接種量の半分に相当する50マイクログラム(マイクロは100万分の1)を接種したところ、29日後に中和抗体が約37倍に増えました。また、1~2回目と同等の100マイクログラムを接種した場合は約83倍に増えたといいます。3回目接種7日後の副反応は2回目とほぼ同程度でした。
 2回目接種からどの程度経過した人を研究対象としたのかや、2回目接種時点でのオミクロン型への予防効果は明らかにしていません。
 モデルナはすでに、オミクロン型に特化した新たなワクチンの開発に着手しています。今後ウイルスの変異がさらに進み人の免疫を回避する可能性があることから、新たなワクチンの開発は継続します。同日、2022年初めにも臨床試験(治験)入りする計画を明らかにしました。
 オミクロン型へのワクチンの予防効果を巡っては、アメリカのファイザーが8日、ワクチンを接種した人の血液を使った初期調査の結果を発表。3回目の追加接種を受けてから1カ月経過した人の血液は、オミクロン型を防ぐ抗体の量が2回目接種した人の25倍に増えたといいます。ファイザーとモデルナの研究は前提条件が異なるため、単純比較はできません。

 2021年12月20日(月)




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