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■新型コロナウイルス、体内に数カ月残留 心臓や脳など全身の細胞に [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスが人体に浸透すると、気道や肺などだけにとどまらないで、数日内に心臓や脳などすべての臓器システムに広がり、半年以上にわたって体内に残留する場合があるという研究結果が公表されました。
 アメリカの国立衛生研究所(NIH)が23日、アメリカで新型コロナウイルス感染症に感染して亡くなった患者44人に対して、2020年4月から2021年3月まで解剖検査を行って採取した臓器組織を分析した後、このような研究結果をオンラインを通じて発表しました。
 この研究によると、新型コロナウイルスは気道や肺など呼吸器を通じて人体に浸透するものの、感染初期から脳全体を含めて全身の細胞に感染することが明らかになりました。症状発生後1カ月が過ぎた後に死亡した患者6人に対して解剖検査を行った結果、6人の脳からコロナウイルスが検出されました。病原体や危険物質から脳を守る血液脳関門も、コロナウイルスを防ぐことができませんでした。
 オーストラリアのニューサウスウェールズ大学のレイナ・マッキンタイヤ教授は、「コロナウイルスが心臓の心筋細胞を殺して、感染で回復した人々が認知障害を経験するという以前の研究結果を裏付ける病理学的根拠を提供している」と述べました。
 短時間に全身に広がったコロナウイルスは、簡単に消えることもありません。NIHが確認した事例の中で、症状の発現以降230日が経過した後にも、体内の至るところで持続的にコロナウイルスのリボ核酸(RNA)が検出された場合もありました。
 NIHははしかウイルスと同じように、コロナウイルスが遺伝情報の一部に欠陥ができた「欠損ウイルス粒子」の形で体内感染を引き起こした結果かもしれないと説明しました。これは一部のコロナウイルス感染患者が長期間にわたってさまざまな後遺症に苦しめられる原因かもしれないとも分析しました。
 コロナの長期後遺症に関して研究を行ってきたセントルイス退役軍人病院臨床疫学センターのズィヤード・アルー所長は、「これまで新型コロナがなぜ多様な人体臓器に影響を及ぼすのかについて疑問を持ってきたが、今回の研究は大変重要な事実を立証した」と評価しました。アルー所長は「新型コロナが頭にもやがかかったような「ブレーンフォグ」を誘発する原因、軽症・無症状のコロナ患者に長期的な後遺症が現れる理由などを明らかにするのに役立つだろう」と語りました。  

 2021年12月28日(火)




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Pedroicota

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by Pedroicota (2021-12-28 20:50) 

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