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■カナダ・ケベック州、ワクチン接種拒否の住民から制裁金を徴収へ 裁判所はワクチン未接種男性の子供との面会権を一時停止 [健康ダイジェスト]

 カナダ東部ケベック州当局は11日、新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否している住民に制裁金を科す方針を明らかにしました。
 フランソワ・ルゴール州首相は同日の記者会見で、少数の未接種者が医療体制に大きな負担をかけていると説明。接種済みの住民がその代償を求めるのは当然のことだと述べました。
 医療上の理由で接種を免除されている人からは徴収しません。詳細は未発表ながら、ルゴール州首相は「最大100カナダドル(約9200円)」を科すことになるとの見通しを示しました。
 ケベック州では成人の9割近くが少なくとも1回の接種を済ませていますが、ここ数週間は感染者数、入院者数ともに急増し、最近の1日の新規感染者は1万4000人余りで1カ月前の約10倍となっています。
 保健当局者らは、州内で入院している患者の大多数が未接種者だと指摘してきており、全体の10%にすぎない未接種者が病院のコロナ病床の半分を占めているとしています。
 ケベック州は先週、酒類や合法大麻の購入時にワクチン接種証明の提示を求める措置を発表。クリスティアン・デュベ州保健相のツイートによると、発表後2~3日のうちに1回目接種の予約は1日当たり1500件から6000件に急増しました。
 カナダの人口の4分の1近くが集中する同州は、全国に先駆けてワクチン・パスポートを導入しました。現在、レストランやスポーツジム、スポーツイベントなどで接種証明の提示が義務付けられています。
 一方、ケベック州の裁判所は、新型コロナウイルスワクチンを接種していない男性について、12歳の子供との面会権を一時停止する判断を下しました。父親との面会は子供の「最善の利益」に当たらないとしています。
 判決が言い渡\されたのは昨年12月23日。父親は、ワクチン接種をしなければ2月まで面会権が一時停止されます。
 裁判所は、オミクロン型変異ウイルスの流行で感染者が急増していることに触れ、「現在の状況で、父親がワクチン未接種で感染防止策に反対しているなら、面会は子供の最善の利益にならない」としています。
 父親が年末年始の休暇の間、割り当てられた面会時間を延長してほしいと申請したことに母親が反対し、裁判所に訴えました。
 母親は父親がワクチン未接種であることを最近知ったとし、感染防止策に反発していることがわかる父親のソーシャルメディアの過去の投稿を裁判所に提出しています。
 裁判官は、子供は接種済みなものの、現在ケベック州で拡大しているオミクロン型に対してワクチンの有効性は低下しているとみられると指摘。母親は現在のパートナーのほか、ワクチン接種が認められていない生後7カ月と4歳の子供2人と同居しており、12歳の子供が父親に会うのは「子供3人全員の最善の利益ではない」と判断しています。

 2022年1月13日(木)




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