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■マレーシア、4月1日から入国制限撤廃 ワクチン接種で隔離不要に [健康ダイジェスト]

 マレーシアは4月2日から、新型コロナウイルスのワクチン接種完了を条件に隔離なしの入国を外国人に認めます。飲食店の営業時間規制など大半の規制も撤廃・縮小します。タイやフィリピンも隔離なしの入国制度をすでに始めており、東南アジアで国境を開放する動きが広がってきました。
 イスマイルサブリ・ヤーコブ首相は8日、国会内で記者会見を開き、「4月1日から、この国はエンデミック(一定期間で繰り返される流行)への移行段階に入る」と宣言。「マレーシアはすべての国からの渡航者に開かれた目的地になる」として、ワクチン接種完了者は出発2日前のPCR検査と入国後24時間以内の迅速抗原検査を条件に、隔離なしでの入国を認めると説明しました。マレーシア人もコロナ前と同様に、複雑な手続きなしに出入国できるようになります。
 入国規制以外の規制も大幅に緩和し、深夜以降の飲食店の営業を認めるほか、従業員のワクチン接種の状況に応じて設けていた企業の操業制限も撤廃します。結婚式や会議などの大規模イベントやモスク(イスラム教の礼拝所)で通常の50%までの人数しか参加が認められていなかった規制も4月以降は廃止します。残る規制は公共の場所でのマスク着用義務などのみになります。
 マレーシアの新型コロナの新規感染者数は、オミクロン型変異ウイルスの流行が続き、足元で過去最高の水準にあります。ただ、重症者の割合は感染者の1%以下で、集中治療室(ICU)の病床使用率も42%程度に抑えられ、全人口の5割近くが追加接種(ブースター接種)も終えたことから、規制を緩和しても病床が窮迫する深刻な事態には陥らないと判断しました。
 イスマイルサブリ首相は入国規制の緩和によって「国の経済全体、特に観光業が息を吹き返す」と、効果を強調しました。

 2022年3月9日(水)




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