■モデルナ製ワクチン、生後6カ月から6歳未満にも有効 アメリカ食品医薬品局に申請へ [健康ダイジェスト]
アメリカの製薬大手モデルナは23日、新型コロナウイルスのワクチンについて、生後6カ月から6歳未満を対象にした臨床試験の中間結果で、しっかりと抗体ができることが確認できたと発表しました。中間結果を受け、この年齢層に対する緊急使用許可をアメリカ食品医薬品局(FDA)に申請するとしています。
臨床試験はアメリカとカナダで実施し、生後6カ月から12歳未満の約1万1700人が参加。大人が接種する場合に比べて有効成分を4分の1に減らし、4週間空けて2回接種するグループと、偽薬(プラセボ)を接種するグループに分けて調べました。
大人用のワクチンを接種した18~25歳に比べ、生後6カ月から2歳未満と、2歳から6歳未満の両方で、ワクチン接種によって同等かそれ以上の中和抗体ができることを確認したといいます。
臨床試験は、オミクロン型が流行する状況下で行われました。感染を防ぐ効果は、生後6カ月から2歳未満で43・7%、2歳から6歳未満で37・5%でした。重症化したり、死亡したりした事例がなかったため、重症化を防ぐ効果は検証できなかったといいます。
副反応として38度以上の熱が出たのは、生後6カ月から2歳未満で17%、2歳から6歳未満で14・6%でした。大人の半分の量の有効成分を含むワクチンを打った6歳から12歳未満に比べ、割合は少なくなりました。
モデルナのワクチンは、アメリカでの接種対象は現在18歳以上。今回の結果を受け、生後6カ月から6歳未満と、6歳から12歳未満を対象に、緊急使用許可の申請を始めます。
ファイザー製ワクチンは昨年11月から5歳以上が接種対象になっており、日本でもファイザー製ワクチンの5歳以上への接種が始まっています。
2022年3月24日(木)
臨床試験はアメリカとカナダで実施し、生後6カ月から12歳未満の約1万1700人が参加。大人が接種する場合に比べて有効成分を4分の1に減らし、4週間空けて2回接種するグループと、偽薬(プラセボ)を接種するグループに分けて調べました。
大人用のワクチンを接種した18~25歳に比べ、生後6カ月から2歳未満と、2歳から6歳未満の両方で、ワクチン接種によって同等かそれ以上の中和抗体ができることを確認したといいます。
臨床試験は、オミクロン型が流行する状況下で行われました。感染を防ぐ効果は、生後6カ月から2歳未満で43・7%、2歳から6歳未満で37・5%でした。重症化したり、死亡したりした事例がなかったため、重症化を防ぐ効果は検証できなかったといいます。
副反応として38度以上の熱が出たのは、生後6カ月から2歳未満で17%、2歳から6歳未満で14・6%でした。大人の半分の量の有効成分を含むワクチンを打った6歳から12歳未満に比べ、割合は少なくなりました。
モデルナのワクチンは、アメリカでの接種対象は現在18歳以上。今回の結果を受け、生後6カ月から6歳未満と、6歳から12歳未満を対象に、緊急使用許可の申請を始めます。
ファイザー製ワクチンは昨年11月から5歳以上が接種対象になっており、日本でもファイザー製ワクチンの5歳以上への接種が始まっています。
2022年3月24日(木)
コメント 0