■消費者庁、スシローに「おとり広告」で措置命令 ウニ、カニ品切れも宣伝 [健康ダイジェスト]
ウニやカニを用いた目玉商品を、実際には在庫がないのに販売しているかのように宣伝していたとして、消費者庁は9日、回転ずしチェーン「スシロー」の運営会社あきんどスシロー(大阪府吹田市)に対し、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止などを求める措置命令を出しました。
調査した公正取引委員会近畿中国四国事務所によると、同社はテレビCMやウェブ広告で「冬の味覚!豪華かにづくし」とうたい、2021年11月末から17日間、ズワイガニなどすし4貫を税込み858円で販売すると宣伝。だが、対象店舗の9割強で在庫不足により終日提供できない日が1日以上あったほか、販売初日から提供のない店舗もありました。
同年9月に新物のウニを1貫110円で販売するなどとした2つの広告についても、同様の状況でした。
広告には「入荷状況、売れ行き状況により早期完売となる場合がございます」などの記載もあったものの、消費者庁は「消費者が購入できると期待して来店する可能性がある」として、おとり広告に当たると判断しました。
大阪市内で記者会見した公正取引委員会幹部は、「業界シェア1位の事業者による不当表示が一般消費者に与えた悪影響は非常に大きかった」と述べました。
あきんどスシローは、「深くおわび申し上げる。広告表現の見直しや研修を実施し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
2022年6月9日(木)
調査した公正取引委員会近畿中国四国事務所によると、同社はテレビCMやウェブ広告で「冬の味覚!豪華かにづくし」とうたい、2021年11月末から17日間、ズワイガニなどすし4貫を税込み858円で販売すると宣伝。だが、対象店舗の9割強で在庫不足により終日提供できない日が1日以上あったほか、販売初日から提供のない店舗もありました。
同年9月に新物のウニを1貫110円で販売するなどとした2つの広告についても、同様の状況でした。
広告には「入荷状況、売れ行き状況により早期完売となる場合がございます」などの記載もあったものの、消費者庁は「消費者が購入できると期待して来店する可能性がある」として、おとり広告に当たると判断しました。
大阪市内で記者会見した公正取引委員会幹部は、「業界シェア1位の事業者による不当表示が一般消費者に与えた悪影響は非常に大きかった」と述べました。
あきんどスシローは、「深くおわび申し上げる。広告表現の見直しや研修を実施し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
2022年6月9日(木)
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