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■未承認のニキビ治療薬販売疑いで会社社長を逮捕 健康被害の報告も [健康ダイジェスト]

 自作のニキビ治療薬を国の承認を受けずに販売したとして、警視庁は、化粧品販売会社「コスメエース」(東京都江戸川区)社長の河邨(かわむら)弘隆容疑者(85)=千葉県船橋市海神町南1丁目=を医薬品・医療機器法違反(未承認医薬品の販売など)の疑いで逮捕し、9日発表しました。調べに対し「商品が医薬品だとは思っていなかった」と供述しているといいます。
 不衛生な自宅マンションで製造し、購入者から肌荒れなどの健康被害を訴える声が行政側に相次いでいたといいます。法人としての同社も同日、書類送検しました。
 生活環境課によると、河邨容疑者は2021年8月~2022年2月、国から承認を受けていないニキビ治療薬を20~50歳代の女性9人に、「塗るだけできれいに解消する」などとうたって販売サイトを通じて売るなどした疑いがあります。
 同課は、2019年5月以降の約3年間で少なくとも約1万9000点を販売し、約6000万円を売り上げたとみています。
 この薬には角質を溶かす作用のあるサリチル酸が過剰に配合されていたほか、チューブ内に虫のようなものや髪の毛が混入していたものもあったといいます。
 河邨容疑者は、未承認の薬を売ったなどとして東京都や千葉県から業務停止や自主回収を求める行政指導を過去16回にわたって受けていたものの、いずれにも応じなかったといいます。
 捜査関係者によると、ニキビ治療薬は月40~50本程度が売れていましたが、2020年春ごろからは月数百本ペースに。警視庁は、新型コロナウイルスの影響によるマスク生活で肌荒れに悩む人をターゲットに販売を繰り返し、売り上げを伸ばしていたとみています。
 矢野経済研究所の調査によると、2020年の美容家電小売市場は前年比で約9%増加していました。美容品などは訪日外国人からの需要が高く、コロナによる入国制限で市場の冷え込みが予想されたものの、エステ通いを控える人や自宅で過ごす時間が増えたことで美容系のセルフケア商品の需要が高まっていました。

 2022年6月9日(木)

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