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■イタイイタイ病患者、7年ぶり認定へ 富山市の91歳女性、201人目 [健康ダイジェスト]

 イタイイタイ病の患者認定の可否を検討する富山県公害健康被害認定審査会が7月31日、富山市内で開かれ、新たに富山市の女性(91)を「認定相当」としました。県が今後正式に決定し、認定患者は201人、うち生存者は2人となります。認定相当判定は2015年7月以来、7年ぶり。
 県によると、女性は昨年10月、イタイイタイ病に進展する恐れのある「要観察者相当」の判定を受けていました。今年1月に患者認定を申請し、エックス線検査などの結果から認定条件を満たすと判断されました。
 審査会ではこのほか、2016年に「要観察者相当」の判定を受けた80歳代の女性を引き続き「要観察者相当」とすることも決めました。
 イタイイタイ病は4大公害病の1つで、1968年に全国で初めて公害病に認定。岐阜県飛騨市の神岡鉱山から流出したカドミウムが原因で、富山県内を流れる神通川流域の住民が、腎臓障害により骨がもろくなり激痛の症状に苦しみました。
 患者と遺族が1968年3月、原因企業の三井金属に損害賠償を求め提訴。1971年6月、富山地裁が原告全面勝訴の判決を出し、1972年8月に確定しました。今年8月で全面勝訴から50年を迎えます。

 2022年8月1日(月)

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