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■病気 肩凝り [病気(か行)]

[位置情報]肩凝りは筋肉からのSOS信号
 現代病とも称される「肩凝り」。その直接の原因は、筋肉への酸素の供給不足と老廃物の蓄積です。しかしながら、筋肉の酸素不足などを招く原因となると、実に多種多様です。肩凝りを治す方法も、原因によって違ってきます。
 肩凝りの原因の8~9割は、使いすぎや年齢、体形などによるものです。若い時から肩の凝りやすい人は、ミドルになるに従って、ますますひどくなり、「背中に鉛の板を背負っているようだ」と表現する人もいます。
 ミドルの肩凝りの原因は、運動不足とストレスがほとんどだといわれています。肩凝りになりやすい人は、運動不足の上に、ストレスが加わり、筋肉に血流が行かなくなって、一種の循環障害を起こしてしまいます。
 また、高血圧や動脈硬化など他の病気が原因で、肩が凝る場合もなきにしもあらずですので、肩凝り以外の症状がある場合には、それぞれの専門医に相談してみましょう。
 一例を挙げれば、めまい、立ちくらみ、頭痛、背中の痛み、耳鳴り、胸が締め付けられるような痛み、などを感じる場合には、肩凝り以外の病気が隠れていることがあります。とりわけ慢性的な症状の場合は、運動不足とストレス以外の病気を疑ったほうがいいでしょう。「いつもと違う痛み」が「いつもより続く」場合には、注意しなければいけません。
 以下、肩凝りを起こす主な原因を紹介します。心当たりのある方は、肩凝りだけでなく、おおもとの原因を治すことが大切になります。
[位置情報]肩凝りを生じる原因は複雑
原 因   解   説   具 体 例
肩凝りになりやすい体形 肩凝りを起こしやすいのは、右の具体例のようなタイプ。例えば、肥満体の人は、頭や腕など肩の筋肉が支えるべきお荷物が重くなる。やせすぎの人は、肩の筋力が衰えているので、凝りを招きやすい。このような体形的に肩の筋肉に負担がかかりやすい人のほか、なで肩、猫背などのように、ふだんの姿勢が負担をかけていることもある。 ・肥満体 ・極端なやせ形(肩の筋肉が貧弱)・なで肩(首や肩の筋肉が貧弱なことが多い)・いつも背中が丸まっているような姿勢をとる・首を下げ、下を向いたような姿勢をとることが多い
肩に無理な姿勢をとることが多い 筋肉は、緊張させたり、緩めたりすることで、血液の循環を助けている。ところが、長時間にわたって、右の具体例のような姿勢をとっていると、筋肉の緊張状態ばかりが続いて、筋肉の血行が悪くなる。デスクワークが多い人などは、その典型。 ・腹ばいになって本を読む・寝転がってテレビを見る・新聞を床に置いて座ったままで読む・足を組み、前かがみでデスクワークをする・枕が高すぎたり、軟らかすぎたりする
冷え症である 寒い所にいると、私たちは自然に、前かがみの姿勢で肩をすくめ、体を硬くしてしまう。また、このような姿勢をとらないまでも、体が冷えると血管が収縮して血行が悪くなってしまう。 ・冷え症である・夏場、クーラーの効きすぎる場所で仕事をしている・冬場でも、営業の外回りなどで長時間、外にいる機会が多い
精神的なストレスに弱い 精神的に緊張したり、悩んだり、怒りなどを感じる時、筋肉内の血管も知らず知らずのうちに収縮している。このため、特に筋肉を使わなくても血行が悪くなり、筋肉に老廃物がたまってしまう。 ・仕事や日常生活で、不安や悩み、怒りを感じることが多い・責任感が強く、真面目(まじめ)で几帳面(きちょうめん)・ちょっとしたことでも真剣に悩んだりしてしまう・データを取り扱う仕事など、間違えないよう神経を使うことが多い ・ノルマや納期などに追われ、気が重くなることが多い
目が疲れている 眼鏡やコンタクトレンズが合わないために、しっかり見ようとして無理な姿勢をとることで肩凝りにつながるケース、また、目の疲れや頭痛と連動して肩凝りが起こるケースも多い。 ・眼鏡やコンタクトレンズがピッタリ適合せず、見えにくい・パソコンに向かって長時間、仕事をすることが多い
肩や首の骨や関節、筋肉の異常 年齢を加えるとともに、首、肩などの骨や関節、筋肉に何らかの異常が起きて神経を圧迫し、痛みやしびれを起こすことがある。具体例のような症状のある人は、整形外科などに相談してみることがお勧め。 ・肩凝りだけでなく、痛みやしびれを感じることが多い ・腕を上げると肩が痛む
内臓系の病気を患っている 内臓系の病気の自覚症状の一つとして、肩凝りが起こることも多い。例えば、狭心症、心筋梗塞、肺がん、糖尿病、高血圧、低血圧、胆石(胆のう炎)、更年期障害、貧血、胃炎、胃潰瘍など。肩凝りのほかに、右の具体例のような症状がいくつかあるようなら、内科医に相談してみよう。また、がんでできた腫瘍のせいで、肩凝りと同じような感覚があることもあるし、顎関節症、噛み合わせの悪さ、歯周病など歯の病気が原因になることもある。 ・頭痛、頭が重い、めまい、耳鳴り、動悸、手足の冷え、体全体がだるい、急に胸が締め付けられるような痛みに襲われる、背中や右肩などの痛み、立ちくらみ・歯や顎の異常

[位置情報]温めるべきか、冷やすべきか
 冷やすと「すーっ」として気持ちがいいため、冷やすものと思われがちだが、基本的には温めること。外傷性の打ち身や捻挫などで、熱を持っている場合には、早期なら冷やすこともあるが、「じん」とくるような肩凝りの場合には、とにかく温めて血液の循環をよくしたほうがいいでしょう。

[ハート]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[ハート]




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