￭用語 天然保湿因子

天然保湿因子（ＮＭＦ：Natural Moisturizing Factor）とは、肌の角質層を形成する角質細胞の中に存在する水溶性成分。表皮の中でも一番外側に位置していて、外部の刺激から肌を守るバリア機能と水分保持を役割としている角質層の中に、水分を閉じ込めるという性質を持っています。
　天然保湿因子は、肌をみずみずしく保つために欠かせないもの、肌のしっとり感を保つための大切な成分です。
　主成分はアミノ酸で、全体の40パーセントを占めています。そのほか、ＰＣＡ（ピロリドンカルボン酸）、乳酸塩、尿素、クエン酸塩など、20種類以上の成分で組成されています。
　肌が乾燥するのは、この天然保湿因子の不足が原因の一つとされています。加齢とともに、水分を保持する機能は衰えます。

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