SSブログ

■隠れメタボで、やせている人も高リスク [健康ダイジェスト]

 ウエストのサイズが大きくてもそうでなくても、血圧や血糖値などで異常が重なればメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群=メタボ)と同じように心筋梗塞(こうそく)や脳卒中を起こすリスクが高まることがわかりました。
 メタボ健診の基準を検証している厚生労働省の研究班が11日、解析結果をまとめました。腹が出ていない人たちに向けた対策も進めるよう提言を報告書に盛り込み、将来の基準に反映される見通しです。
 日本の現在の基準は日本肥満学会が中心となって作成したもので、腹囲が男性85センチ以上、女性90センチ以上であるのが第一条件。その上で血圧や血糖、脂質の検査値の異常が二つ以上あると「メタボ」と認定します。
 研究班は全国の40〜74歳の男女約3万人を対象に、腹囲が基準を満たした場合と満たさない場合とで調べたところ、腹囲が基準に達しない人でも、検査値の異常が増えるにつれて心筋梗塞などの発症リスクが増えていました。また、女性で発症した506人のうち、半数以上は腹囲が基準より小さく、何らかの検査値の異常を抱えていました。
 40〜74歳の全国民を対象としている特定健診では、メタボに該当するか、予備群とされた人に対して特定保健指導をしています。ただ、やせていて血圧や血糖値が高い人はとりわけ日本に多く、死亡リスクも高いことが、従来から指摘されてきました。海外では昨年10月、国際糖尿病連合などが「腹囲を必須条件としない」とする世界的な統一基準を作成しています。

 2010年3月13日(土)




nice!(6)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0