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■来季のインフルワクチン、季節性と新型を一つに [健康ダイジェスト]

 来季のインフルエンザ流行シーズンに備えるワクチンについて厚生労働省は15日、新型の豚インフルと、季節性のA香港型、B型の3タイプのウイルスを対象にすることを決め、3つを組み合わせたワクチンの製造を国内メーカーに依頼する方針を明らかにしました。
 新型と季節性のワクチンを一度に接種できるようになるため、接種を受ける人の経済的、身体的な負担が少なくなります。新型だけのワクチン接種を希望する人には、今シーズン使われなかったワクチンを備蓄して対応するといいます。
 今季のシーズンに向けたワクチンは、季節性のA香港型、Aソ連型、B型の3つを組み合わせたワクチンで、新型流行を受けて新たに新型のワクチンを製造しました。世界保健機関(WHO)は2月、来シーズンに向けて、Aソ連型を新型に置き換えるよう北半球向けに推奨、日本もこれを受け入れた形。
 最終的には、製造メーカーが専門家の意見を聞くなどして決めますが、接種した人に健康被害が生じた場合は、今国会に提出された改正予防接種法案で想定する「新臨時接種」並みの補償水準とし、現行の季節性インフルより高く設定する方向で検討されます。

 2010年3月17日(水)




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