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■サケの頭からコンドロイチン抽出 三陸発の健康食品として発売 [健康ダイジェスト]

 岩手県釜石市の水産加工業、丸辰カマスイは、三陸沿岸の主力魚種であるサケの頭から、関節痛などに有効とされる成分「コンドロイチン」を抽出し、サプリメントを商品化しました。
 一般的には廃棄される部位を有効利用し、三陸発の健康食品として、「三陸鮭(さけ)王」の名前で1月からインターネットで販売しています。
 コンドロイチンは、関節痛や美肌などに有効とされ、健康食品や美容品などの原料として広い用途があります。成分はサメ軟骨のほか、サケの鼻軟骨やイカの軟骨などから取り出され、高齢化や健康志向の高まりでニーズは拡大傾向にあります。
 水産資源を限りなく活用する「一物全体利用」を企業理念とし、加工原料としてサケを多く扱う丸辰カマスイも5年以上前から研究に着手。鼻軟骨だけではなく、コンドロイチンが含まれながら効率的な抽出方法がないため廃棄するだけだった頭全体に着目しました。
 2007年度から経済産業省の補助事業に採択され、大船渡市の北里大海洋生命科学部や県外の水産化学会社2社と連携。技術指導などを得て、サケの頭をミンチにして成分を取り出す新しい製造技術を確立し、商品化につなげました。
 錠剤に仕上げた商品には、コンドロイチンと同様の効能があるとされるNアセチルグルコサミンやプロテオグリカンも配合。Nアセチルグルコサミンは岩手県外の業者から調達していますが、丸辰カマスイは県内で盛んに水揚げされるツノナシオキアミ(通称イサダ)から抽出する研究も進めており、同社の田代勝男会長は「将来的には岩手独自のサプリメントを作りたい」と意気込んでいます。
 1瓶180粒入りで定価6300円(税込み、送料別)。2月末までは、発売記念として4950円(同)で提供。問い合わせは同社(0193・22・3530)へ。「三陸鮭王」の販売代理店、海洋バイオのホームページは(http://www.sanriku-sakeou.com/)。

 2011年1月5日(水)

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