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■食べすぎを判定する計測器の試作モデルを開発 タニタ [健康ダイジェスト]

 計量器メーカーのタニタ(東京都板橋区)は、食後に食べすぎかどうかを手軽に判定できる計測器の試作モデルを公開しました。尿に含まれる微量な糖分を計測する仕組みで、ダイエットや食生活の改善をしたい男女の利用を見込み、2年以内に商品化する考えです。
 糖質は主に炭水化物に含まれ、食事で取った糖質が一定水準を超えると脂肪として体内に蓄積され、太る原因になります。タニタは、糖質を取りすぎた場合、尿中に排出される糖分(グルコース)の値がわずかに変化する点に着目しました。
 試作モデルは小さいバッグに入る大きさで、重量は94グラム。外食時にも計測できるよう、持ち運びしやすいスティックタイプで、キャップを外して使用します。食事から約2時間後に、キャップを外した本体のセンサー部分に尿をかけます。判定にかかる時間は約6秒。
 計測終了を知らせる音がピピッと鳴ると、タニタが考案した独自の数値指標が表示されます。尿中の糖分量が多いほど、数値は大きくなります。さらに、人型アイコンが5段階で表示され、正常なのか過食気味か一目でわかります。使用後の本体は、水道水で洗浄します。
 タニタは今年3月まで200人の男女を対象にした実証試験を行うなど、今後も判定精度を高める研究を進める方針。試作モデルでは糖分をベースに計測していますが、尿に含まれる他の成分についても分析していくといいます。
 同社では、これまでに糖尿病患者向けの尿糖計を製品化した実績があります。食べすぎを判定する計測器は、健康な人向けの製品のため、糖尿病患者向けの製品に比べて、測定する糖分量はごくわずかで技術的に難易度が高いとされます。
 発売時期や価格は未定ですが、「1万円前後か、それ以下の価格にしたい」としています。

 2011年2月24日(木)
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