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■子宮頸がんワクチン不足で、高2も助成対象に  [健康ダイジェスト]

 子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの供給が全国的に不足しているとして、厚生労働省は7日、接種費用の助成対象年齢の上限である高1の女性は、3月末までに接種を受けられず高2になってから接種を始めても、当面は助成の対象にすることを決めました。
 このHPVワクチンは10歳以上の女性が対象で、初回、1カ月後、6カ月後と計3回の接種が必要。厚労省は自治体に対して、在庫が十分にない場合は、初回接種の人よりも2、3回目の人を優先するよう要請しました。
 供給不足の原因は、昨年11月に国の費用助成が始まったことによる需要急増とみられます。製造販売するグラクソ・スミスクライン社によると、1~2月の注文数は、2009年12月の発売開始から今年1月までに出荷した約100万回分に迫る勢いとなり、2月末から在庫が窮迫し始めました。
 ただし、年間の必要量400万回分は満たせる見通しで、7月ごろには安定供給が可能になりそうだといいます。
 市区町村が主体となってHPVワクチンの接種と公費補助をする場合、国が半額負担する事業は11年度末までの予定。対象は原則として中1~高1の女性で、ほぼすべての自治体が接種を始めたり、始める準備を進めています。
 子宮頸がんは、年間約8500人が発症し、約2500人が死亡する女性特有のがん。中1~高1でワクチン接種すれば、50~70パーセントの確率で感染が防げるとされています。

 2011年3月7日(月)

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