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■福島市産コメから初の規制値超すセシウム 出荷自粛要請 [健康ダイジェスト]

 福島県は16日夜、福島市大波地区の農家が生産し、今秋収穫されたコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表しました。東京電力福島第一原子力発電所事故後、コメの規制値超えは初めて。
 関係者によると、大波地区の農家が1カ所の水田で収穫したコメについて今月14日、農協に放射性物質の検査を依頼したところ、簡易検査で国の暫定基準値を超える放射性セシウムの値が検出されました。このため福島県が改めて検査したところ、玄米から1キログラム当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
 検出された農家が収穫したコメは、今年度およそ840キログラムあるということですが、市場には流通していません。検査結果を受けて福島県は、この農家の水田を含む大波地区の今年度のコメの出荷を見合わせるよう要請しました。
 同県産のコメを巡っては、9月に二本松市での予備調査で規制値と同じ500ベクレルが検出されましたが、作付けが行われたすべての市町村の一般米のサンプルを対象にした本調査では10月12日、いずれも放射性物質が検出されないか、暫定規制値を下回ったことを確認。同県の佐藤雄平知事は、「県産米の安全性が確認された」と宣言していました。
 本調査では、大波地区に当たる旧小国村でも2か所で検査が行われましたが、放射性セシウムは国の暫定基準値を大幅に下回る1キログラム当たり33ベクレルと28ベクレルしか検出されず、県はこの地区のコメの出荷を認めていました。
 県では、この農家を含めた大波地区の農家154戸について、さらに詳しい調査を行うとともに原因を調べることにしています。

 2011年11月16日(水)




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