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■糖尿病、世界で3億人超 アジアで増加、中国1位に [健康ダイジェスト]

 現在の世界の糖尿病患者が3億人を突破したことが、国際糖尿病連合(IDF、本部・ブリュッセル)の調査でわかりました。国別では初めて中国が1位となるなど、アジアでの患者増が目立ちます。
 推計によると、2011年の患者数は3億6600万人。前回調査の2010年時点の2億8460万人に比べ約30パーセント増え、患者の急増に歯止めがかかっていないことが浮き彫りになりました。
 国別の患者数では、2位だった中国が9000万人に達し、インドを抜いて1位になりました。次いでインドの6130万人、米国の2370万人。日本は1070万人で6番目に多く、前回調査の8位より悪化しました。
 地域別の患者数では、中国や日本を含む西太平洋地区での増加が顕著で、患者数は成人人口の8・5パーセントに当たる1億3190万人、糖尿病の合併症による死者が2011年の同地区の総死者数の15パーセントを占めました。
 IDFは、2030年には世界の患者数が5億5200万人に達すると予想。30年時点では、中国の1億2970万人、インドの1億120万人、米国の2960万人が上位を占め、日本は人口減が影響して10位以内に入っていません。
 IDFでは、世界の医療制度の多くが糖尿病の脅威拡大に対処できるほどにはまだ整備されておらず、対応策を取らなければ深刻な結果となるだろうと、地球規模での糖尿病患者の急増に危機感を募らせています。
 1型糖尿病は、予防することができません。人体が、自分のインスリン産生細胞を破壊する自己免疫疾患です。1型糖尿病患者は、生きるために毎日インスリン注射を受けなければなりません。全糖尿病で最も多いのは2型糖尿病で85~95%パーセントを占めますが、こちらは多くの原因を予防することができます。
 2型糖尿病患者は自分の作り出すインスリンを効果的に使うことができないものの、運動と食事により体調を管理することができます。ただし多くの患者は、血糖値を正しくコントロールするために、インスリンなどの薬を必要とするようになります。2型糖尿病の60パーセント以上は予防可能と推定されています。

 2011年12月2日(金)




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