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■福島県の甲状腺検査、「おおむね安心できる状況」 [健康ダイジェスト]

 東京電力福島第一原発事故を受け、18歳以下の県民を対象にした甲状腺検査で、福島医大は26日、避難区域指定を受けた南相馬市や浪江町などの13市町村3万8114人の検査結果を発表しました。
 全体の約0・5パーセントに当たる186人は、一定の大きさ以上のしこりが見付かるなどしたため、詳細な2次検査の対象とされました。
 福島医大の鈴木真一教授は、「2次検査を受ける人は基本的には良性。おおむね安心できる状況で心配ない」としています。福島医大は、現時点で見付かったしこりと原発事故による放射線の影響は考えにくいとしています。
 検査結果は、甲状腺の状態ごとにA~Cの3段階で判定。全体の99・5パーセントに当たる3万7928人は、しこりなどが見付からなかったり、問題ないほど微小だったりしたA判定で、2014年(平成26年)度以降の本格検査まで2次検査が必要ないとされました。
 5・1ミリ以上のしこりが見付かったB判定は、全体の約0・5パーセントに当たる186人で、本格検査までにもう一度状態を診るため、2次検査が必要とされました。現在、2次検査が行われており、今月12日までに受けた14人で甲状腺がんを疑われる人はいなかったといいます。
 また、すぐに治療が必要なほどの異常があるC判定は、ありませんでした。
 福島県は県外の医療機関に協力を求め、5月以降、県外避難者も現地で検査が受けられるようにする方針。  

 2012年4月28日(土)




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