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■新型インフルの発生に備えて、先行ワクチン54万人分を製造し瓶で保管 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は11日までに、新型インフルエンザの発生に備え、流行が拡大する前に医療関係者ら特定の職種の人に先行的に接種するためのワクチン約54万人分の製造を本年度中に完了させることを決めました。近く、備蓄してある原液の一部を使って製造を開始します。
 毒性や感染力が非常に強いインフルエンザに変異する恐れがあり、東南アジアなどで人への感染が問題になっている「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスに由来する計4株から、それぞれ約54万人分を製造します。
 ワクチン接種を施す医療関係者のほか、社会の維持に重要な役割を担う職業に就いている人への接種を検討しています。
 政府は4株それぞれについて、約1000万人分のワクチンの原液をタンクに備蓄しています。しかし、このワクチンの原液を接種できる状態にするまでに2カ月程度かかるということです。このため来年3月までに、その一部に免疫増強剤を加えるなどしてすぐに接種できる状態にしておき、瓶詰めの状態にして保管することになりました。
 先行ワクチンを用意しておけば新型インフルエンザの発生から時間を置かずに接種を始められますが、保存期間が原液の3年間から1年間と短くなるという欠点があります。
 厚生労働省は今後、すぐ使えるようにしたワクチンの接種対象者の具体的な職種や優先順位などについて、年内にも決めることにしています。

 2012年9月13日(木)




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