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■全国の100歳以上が初の5万人超え 42年連続で過去最多を更新 [健康ダイジェスト]

 全国の100歳以上の高齢者が9月15日時点で、前年比3620人増の5万1376人となり、42年連続で過去最多を更新し初めて5万人を突破しました。厚生労働省が14日に発表した調査でわかりました。
 このうち女性は4万4842人と全体の87・3パーセントを占め、女性比率は2年連続で過去最高を更新しました。男性は6534人でした。
 厚労省の調査は住民基本台帳による各自治体からの報告をまとめ、15日の「老人の日」に合わせて毎年公表されています。
 調査によると、人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は40・20人。都道府県別では高知県が78・50人で、1972年(昭和47年)以来40年ぶりに1位に返り咲きました。以下、昨年まで2年連続1位だった島根県の77・81人、山口県の67・27人と続きました。
 2019年まで37年連続で1位だった沖縄県は2010年に2位、2011年に3位と徐々に順位を落としており、今回は62・88人で5位でした。
 厚労省は、「上位3県は、いずれも人口自体が減少し、相対的に100歳以上の高齢者の割合が高くなっている」と指摘。沖縄県については、「若者を始めとした人口増が影響しているとみられる」としています。
 国内最高齢は、京都府京丹後市の木村次郎右衛門さんで、1897年(明治年30年)4月生まれの115歳。木村さんは2011年4月に、ギネス社から男性の世界最高齢者に認定されています。食事が一番の楽しみで、小食を心掛けながら、今も三食を欠かすことなく食べているといいます。
 女性の最高齢者は、川崎市の大久保琴さんで、1897年(明治年30年)12月生まれの114歳。今は息子と同じ高齢者施設に入所し、息子らの介助を受けながら、日々穏やかに過ごしているといいます。
 100歳以上の高齢者は調査を始めた1963年(昭和38年)には全国で153人でしたが、1981年(昭和56年)には1000人を、1998年(平成10年)には1万人を超え、この20年間でおよそ12倍に増えています。
 厚労省は100歳以上の高齢者が増えていることについて、「背景には医療技術の発達や介護の充実、それに栄養状態の向上があり、今後も増えるとみられる」と分析しています。
 一方、今年度中に100歳を迎える高齢者は、海外在留邦人、永住在日外国人を含め、9月1日現在で前年度比871人増の2万5823人で、過去最多を更新しました。

 2012年9月14日(金)




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