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■放射性セシウム、コメ初の新基準値超え 福島県須賀川市の全袋検査で [健康ダイジェスト]

 福島県は24日、本年産のコメの全袋検査で、須賀川市の農家が出荷した1袋から、食品の新基準値である1キログラム当たり100ベクレルを超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表しました。
 新基準値に移行してから、福島県のコメが100ベクレルを超えたのは初めて。検査段階のため、流通はしていません。県はこの農家がある地域に、出荷自粛を要請します。25日にも、政府が出荷制限を指示する見通し。
 県によると、全袋検査は玄米の段階で行い、基準値以下であることを確認してから市場に流通させています。
 21日の全袋検査で、この農家が収穫した玄米320袋のうち、「コシヒカリ」1袋から104ベクレルのセシウムを検出。このため、24日に県農業総合センターのゲルマニウム半導体検出器で詳細検査した結果、110ベクレルでした。この農家のほかの米袋は、最大78ベクレルにとどまりました。
 福島県は昨年、東京電力福島第一原発事故のため、当時の基準値の1キログラム当たり500ベクレルを超えるコメが見付かったため、今年はすべての県産米(約1200万袋)を対象に全袋の検査に踏み切りました。
 全袋検査のため、すでに新基準値以下と確認して出荷したコメは回収しません。
 福島県は18日にも、本年産のコメの一定数のサンプルを採取して行うモニタリング検査で、いわき市で生産されたコメから放射性セシウムの新基準値の限度いっぱいの1キログラム当たり100ベクレルが検出されたと発表していました。新基準値は超えておらず、県の水田畑作課は「十分に安全」としています。
 県によると、いわき市で16日に採取した玄米から、セシウム134が39・6ベクレル、セシウム137が63・2ベクレル検出されました。合計すれば102・8ベクレルで基準値を上回りますが、厚生労働省は「合計値の3桁目を四捨五入し、有効数字2桁とする」と7月5日付で通知しており、これに従うと100ベクレルちょうどになります。

 2012年10月25日(木)




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